出版社内容情報
1964年のオリンピック大会直前,21歳の写真家がモノクロ写真に残した変貌中の光景も,40年ちかくたって見れば,ほとんどが失われた風景で,当時を知っている人にも,知らない人にもなつかしさを感じさせる.
内容説明
オリンピックが東京を変えた―若き写真家が撮り歩いた町、都電、トロリーバス、オート三輪が走る東京をモノクロ写真でふりかえる。
著者等紹介
川本三郎[カワモトサブロウ]
1944年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、朝日新聞社勤務を経て、評論活動に入り、東京、映画、永井荷風などをテーマに執筆を続けている。現在、雑誌『東京人』の編集委員なども務める
春日昌昭[カスガマサアキ]
1943年東京生まれ。東京綜合写真専門学校本科・研究科卒業。1963~65年に東京を集中的に撮影し、1966年第3回準太陽賞を「浅草」で受賞。雑誌の仕事にたずさわり、森裕貴との共作で写真雑誌やデザイン雑誌に発表した作品も多い。東京綜合写真専門学校研究室長などを務める。1989年死去
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