出版社内容情報
ケーキもサラダもチーズも大きらい,人形が食べたいというふしぎな〈どうつぶ〉.その食習慣を変えようと,ボボじいさんはいっしょうけんめい説得します.さて,その結末は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわこっこ
42
佐々木マキさんの『へんなどうぶつみつけたよ』を以前、読んだ事があり、似ているお話かと手にとってみたら、題名の読み間違いに気がついた! 『へんなどうぶつ』ではなくて、『へんな どうつぶ』だった! やまおくに住んでいるボボじいさんのところに、これまで一度も観たことのない、変な動物がやって来ます。自分で、 ぼか、『どうつぶ』といいます。ボボじいさんは、色んな食べ物を勧めますが、『にんぎょう』が食べたいといいます。人形を諦めさせようと考えたボボじいさんは、どうつぶの自尊心をくすぐり、「じゃむ・じる」を作ります。2024/01/16
mntmt
13
ちょっとシュール。おじいさんの家の中がかわいかった。原題:The Funny Thing2016/05/03
ツキノ
9
ワンダ・ガアグ(岩波の子どもの本では「ガーグ」と表記)のこの作品、知らなかった。ボボじいさんの活躍。困ったことをする「どうつぶ」をこらしめるのではなく、うまいこと導く賢さ。2016/12/21
kiki
3
(9'55)一見『どうぶつ』に読めてしまうこの本。子供たちも一度はそう読むので「よく見てみて」と声掛けすると、そこで歓声が上がるので、お手軽な絵本でもある。内容は要約するとおじいさんがいいことをするお話。単純で純粋のように見えるが、やはり少しどこか違う。そもそもおじいさんのやっていることも不思議で不気味と言われればそうだし。『どうつぶ』が食べるものが無機物なのも滑稽だし。そうかと思えば有機物も食べれる。解決策だって、どう考えたって突飛もないような話。でも、最後までハラハラするからグイグイ引き込まれる。2016/10/22
あるちゃ
2
私にとってどうつぶと言えばへなそうるなんですが(笑) この本を訳されたのがわたなべしげおさんですし。 人形を食べられないようにするためにボボじいさんがあれこれ考えて、さらに知恵を絞ってへんなぼうつぶをいい方向に導くのですが… しっぽがどんどん伸びていくあたりまではまあよかったのですが…最後は山の上にのぼってすっかりおとなしくなってしまったのにはちょっと恐怖をおぼえました。 じゃむじる、実はなんかよからぬものでも入っていたのでは…2018/03/29