出版社内容情報
ある日お母さんといっしょにスーパーに行った女の子は,冷凍庫の中に小さなお人形を見つけました.寒そうでさびしそうに見えるそのお人形のために,女の子はちっちゃなぼうしとオーバーを作って届けました.
内容説明
あるところに、ちいさなおにんぎょうがいました。でも、もちぬしのおんなの子はにんぎょうなんかすきではありませんでした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
42
これも図書ボランティアさんお勧めの本。前の持ち主に見捨てられ、スーパーの冷凍庫の中で暮らしていたお人形。心優しい子が見つけてくれて、そのお人形にぴったりの服やなんかをプレゼントしてくれて、最後にはその子に貰われることになってよかったよかった。お人形の様子や気持ちを想像するのにふさわしい1冊。2014/05/25
シュシュ
20
スーパーの冷凍庫に置き去りにされた人形を買い物に来た女の子が見つける。そして女の子が人形に少しずつ洋服を作っていく場面が楽しかった。自分が子どもだったら、この本を好きになっただろうなと思う。人形に服を縫っていた子どもの頃を思い出した。2015/08/19
gtn
19
一緒に遊びたくても、すぐに人形を連れて帰らない女の子が偉い。人形の生活を尊重しているということである。引き取るにしても、きちんとレジの女性に断りを入れているところが、なお偉い。人形もいい子に巡り合った。2019/12/10
遠い日
16
アーディゾーニの絵を求めて。持ち主に忌み嫌われ捨てられた小さなお人形の密やかな暮らしがいじらしくて、そこはかとなくかわいくて、ついつい自分も店の冷凍庫の中を覗き込むかのような気分になる。その小さな小さなお人形にそっと愛情を向ける女の子の気持ちを考えると、いじらしくてちょっと切なくなる。救われたお人形の暮らしがまた、興味深い。小さな小さな人の世界は、洋の東西を問わず、わたしを夢中にさせる。2015/09/26
花林糖
16
子供の頃に人形に変な服を作って着せていたのを思い出した。挿絵の雰囲気がとても良かった。冷凍室って寒そうだけど人形だからいいのか。2015/04/14
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