出版社内容情報
ちいちゃいこどもたちのせつめい――顔や手,犬やねこなど,身ぢかに見聞きするものを素材に,幼い子どもたち自身が天真らんまんに発想した定義集の絵本.センダックの絵がなんとも愛らしい.
内容説明
顔や手、犬やねこなど、身ぢかに見聞きするものを素材に、幼い子どもたち自身が天真らんまんに発想した定義集の絵本。センダックの絵がなんとも愛らしい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
249
ルース・クラウス 文、モーリス・センダック 絵。1952年刊と、かなり古い絵本。2つの幼稚園の園児たちや先生たちの協力のもとにできた本。いろんな言葉(幼稚園なので基本的に名詞)の子どもたちなりの定義を並べたもの。そのアイディアとセンダックの絵とで成り立っている。例えば 「こんにちは といって あくしゅすることを パーティって いうの」とか「だきあうために うでが あるのよ」といった風に。日本の子どもたちとアメリカの子どもたちとの違い(年代の違いもありそうだ)もあって面白い。絵はモノクロームのペン画。⇒2025/09/18
♪みどりpiyopiyo♪
44
これ、かわいくって とっても楽しい♪ 子どもたちが 身近なあれこれをどんな風に捉えているかを、子供の言葉で探ります。思いがけない言葉が次々に現れて、ほんともう 何たる自由☆ ■文のルース・クラウスと絵のモーリス・センダックは、先日読んだ『くま! くま! くまだらけ』の2人です。■そうだよねぇ。私達もこうやって大きくなって来たんだね。幼い子供たちの天真爛漫な言葉がなんだか嬉しい1冊でした ꒰ღ˘◡˘ற꒱ (1952年)2019/04/17
sui
39
絵はセンダック。サブタイトルの通り『ちいちゃいこどもたちのせつめい』。子供を日々見ていて思うこと。楽しむ天才!幼児期の子供たちにとって、全ての物事は楽しむためにあるってことを見事に表現した本。お兄さん、園長先生、眉毛、時計、猫、階段が特に笑えた。でも、笑ってばかりもいられない。『おひさまは素晴らしい日になるように出てくるもの』こんなドキッとするような表現も。こういう絵本を読むと、生命力の塊でピカピカ輝いている子供が眩しくて仕方ない。センダックの描く子供たちの、のびのびして愛らしいこと!2017/06/04
野のこ
36
ルース・クラウスさんを読みたくて。可能性を無限大に感じる。子どもたちがとっても楽しそうで、みんな元気いっぱい。「ケーキのかすを ゆかに おとさないように ひざがついてるんだよ 」にくすっとなった。2018/03/31
たまきら
30
図書館放出本。ほっこり。これ、保育園に一冊あるべきだと思うなあ。というわけで、保育園へ寄付する予定。2017/12/26