ケストナー少年文学全集
エーミールと探偵たち (改版)

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  • サイズ A5判/ページ数 212p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784001150513
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8397

出版社内容情報

エーミールはベルリンのおばあさんのところへ行く途中,汽車の中で大切なお金をぬすまれてしまいました.怪しい山高帽の男を追跡するエーミールは,ベルリンっ子の少年たちの協力で悪漢を追いつめます.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

55
小学生の頃から持っている、大切な本。ケストナーの自伝的要素が強く、美容師の母と息子の貧しい二人暮らしの中で、エーミールがかいがいしく母の手伝いをしたり、母への思いをつぶやいたりする場面、教授君とお金の話をしている場面などに少年ケストナーの面影が見える。この本では貧しい子と金持ちの子、田舎の子と都会の子という対比も描かれているが、田舎からポッと出て来て難儀に遭っている少年を助けるベルリンっ子の律義さ、統率のとれた動きは、子供とは思えない機知に富み、最後に悪投を取り巻いて動く姿は圧巻で、文句なしに面白い。2016/02/23

雪紫

30
「ベルリンは晴れているか」の主人公、アウグステの大切な本。明るくユーモアなたくさんの少年による痛快な探偵活劇。犯人を追うたくさんの探偵の構図ってちょい怖いかも。ついつい最後のオチにくすりとしてしまう。アウグステが大切にしてる理由も理解出来た。2020/05/12

あっきー

13
✴3  ベルリンは晴れているかの主人公が大切にしていた本、持っていたのは英語版(ケストナーはドイツの作家)だった、ケストナー少年文学全集全8巻の1巻目を図書館で借りたのだが、1962年第一刷は原書の雰囲気がある黄色のハードカバーだった、ベルリンの少年達が探偵になって活躍する面白く希望に満ちている話で人気があったのが分かる2019/07/09

KAKO

10
図書館に行くたびに気になりつつも、今まで未読だった本。こんな話だったんだなあ。おばあさんに渡すよう言付かった大事なお金を、列車の中で山高帽の男に盗まれてしまったエーミール。一人でも追跡していたが、グスタフ少年に出会ったことで、少年たちが大集合、大追跡が始まる。一人で心細かったエーミールの前に、「少なくとも2ダースの少年」が現れた時の安心感と言ったらない。みんな疑問をはさむことなく、エーミールを助けるために働く。子供同士の絶対的信頼感がとても素敵な物語だった。2024/05/14

barcarola

9
深緑野分さん「ベルリンは晴れているか」の他、このところ続けてタイトルを見かけたので、ウン十年振りに再読。結構覚えていたのは児童文学故のシンプルさのおかげだろうか。で、この歳になって読んでも文句なしに楽しいのである。2022/07/15

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