岩波少年文庫<br> 古森のひみつ

個数:

岩波少年文庫
古森のひみつ

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2022年06月29日 21時32分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784001146172
  • NDC分類 K973
  • Cコード C8397

出版社内容情報

古森と呼ばれる美しい森をうけついだプローコロ大佐は、妖精の宿るモミの大木に手をかけますが…。

内容説明

古森―そこは動物や木の精が住まい、風たちが行きかう小さな深い森。しかし新しい所有者のプローコロ大佐は、命の宿るモミの大木に手をかけ、さらに不吉な願望を抱きはじめます。美しい幻想と、いつくしむ心が織りなすファンタジー。中学以上。

著者等紹介

ブッツァーティ,ディーノ[ブッツァーティ,ディーノ]
1906‐1972。北イタリア、ベッルーノ近郊のサン・ペッレグリーノに生まれ、図書館や礼拝堂を備えた屋敷で育つ。生涯ドロミティ・アルプスを愛し、登山家としても知られる。ミラノ大学卒業後、新聞記者として活躍。1933年『山のバルナボ』で作家デビューし、ついで『古森のひみつ』を発表。やがて長編小説『タタール人の砂漠』が国内外で評判を呼び、作家としての地位を確立する。絵を描くことを好み、児童向けの『シチリアを征服したクマ王国の物語』では挿絵も手がけた

川端則子[カワバタノリコ]
埼玉県生まれ。立教大学ドイツ文学科卒業。日伊協会のほか、フィレンツェ、ヴェネツィアなどでイタリア児童文学とイタリア語の研修を重ねる。第12回いたばし国際絵本翻訳大賞イタリア語部門特別賞受賞。訳書の出版は『古森のひみつ』が初めて(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

132
この作者の本はいくつかアンソロジーや岩波文庫で読んだだけです。児童用の「シチリアを征服したクマ王国の物語」も読んだのですがこれも最近出版されたばかりの児童用の物語dす。嫌われ者の退役した軍人がいるのですが、皮肉っぽく書かれています。風の精やこの古森に住む様々な生き物が出てきて子供用とはいえかなり楽しめました。ヤングアダルト向けのファンタジーといってもいいのでしょう。2016/06/21

ちゃちゃ

114
プロ―コロ大佐には見える、木の精ベルナルディの姿が。子ども時代に終わりを告げると、精霊たちの姿は見えなくなるのに、なぜ…。古森と呼ばれる小さく美しい森。その森を受け継いだ厳格で片意地な元軍人である大佐。やがて彼も権力を失い自らの内なる純真な思いに目覚めてゆく。威力を誇った風のマッテーオも闘いに敗れ自らを受け入れてゆく。孤独を知り、信頼すべき友や慈しむ存在を得て、大佐は人生で真に大切にすべきものに気づく。これから伸びゆく命と終わりに近づいた命。古森の夜の静寂に包まれて、命は静かに巡り、日はまた昇ってゆく。2021/01/18

らぱん

68
古森のブナの木は1500歳。ヒトよりもはるかに長い寿命を持つ樹木は不動で世界を眺め世界の一部を成す。そこに畏敬の念を持つ。ブッツァーティの世界はファンタジーではなくマジックリアリズムであり、大局観あるいは達観で運命論とは違うように思う。死ぬべき時に人も人でないものも死ぬが、個体の生死に頓着せず、命は循環する自然の摂理がここにはある。それぞれの欲得や善悪に単純な判断を下すことの危険性を示唆し、多様性をもつ豊穣で壮大な生命観を提示する。ブッツァーティは児童文学であっても子供だましをしないのだと再確認できた。↓2020/09/12

mii22.

67
古森と呼ばれる森の精霊がやどる美しい森。そこに住まうもみの木の妖精や風、鳥やネズミなどの小動物、そして人間の分身のような影や悪夢の目を通して人間の本質をみる世界。善と悪の両面、欲望、慈愛、揺れ動く人間の心の葛藤。老いることで孤独を増す不安と成長とともに得る力強い生命力と失う純真なもの。美しいが厳しく荘厳な自然のなかで生きるさまざまなものを描きながら命の尊さをうたった素晴らしい物語。2020/10/18

NAO

63
木の妖精が住む森がもともと泥棒が隠れ家として植えた森だったり、森の相続者の大佐は木々を伐採してしまおうというような人物なのになぜか他の人には見えない妖精たちが見えたりと、不思議な設定がいかにもブッツァーティっぽい。人間だけでなく、森の木々や昆虫たち、風にさえ栄枯盛衰があり、生れたものは必ず死に直面する。あらゆるものが一つ所に止まったままであることはなく、絶えず変化し、絶えず動いていく。だからこそ、その一瞬一瞬が美しくいとおしい。それを、こんなにも美しく不思議な話に描き上げるブッツァーティってすごい。2017/01/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11036586

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。