出版社内容情報
ロークの長としてアースシーを治める大賢人ゲドのもとに,ある国の王子が知らせをもってきた.彼の国では魔法の力が衰え,人々は無気力になり,まるで国中が死の訪れをじっと待っているようだと.一体何者のしわざか.ゲドはアレン王子を連れ,見えない敵を求めて旅立つが,なかなか正体はわからない.ゲドは覚悟を決める.
内容説明
ゲドのもとに、ある国の王子が知らせをもってきた。魔法の力が衰え、人々は無気力になり、死の訪れを待っているようだという。いったい何者のしわざか。ゲドと王子は敵を求めて旅立つが、その正体はわからない。ゲドは覚悟を決める。中学以上。
著者等紹介
ル=グウィン,アーシュラ・K.[ルグウィン,アーシュラK.][Le Guin,Ursula K.]
1929~。アメリカの作家。カリフォルニア州バークレー生まれ。父は文化人類学者A.L.クローバー、母は『イシ―北米最後の野生インディアン』の著者シオドーラ・クローバー。『闇の左手』をはじめとする大人向けのSF作品でヒューゴー賞、ネビュラ賞など、数々の賞に輝く。「ゲド戦記」シリーズでファン層を飛躍的に広げた。「ゲド戦記」は、始めは三部作だったが、その後長いブランクを経て続編を発表し、読者を驚かせた
清水真砂子[シミズマサコ]
1941年、朝鮮生まれ。青山学院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
151
ハイタカとアレンの力量に差がありすぎて、ハイタカが一方的に世界を語る物語になってしまう。とうとうさいはての島、最強の敵クモとの直接対決。バランスが崩れつつある世界。詩人は歌を忘れ、呪い師は魔法を忘れ、染師は染め方を忘れてしまう。大事な事、現代の大量消費文明を風刺してるのか、自分の仕事を忘れて、誰もがまがい物を作る世界になっていく。世界の何かが狂っていくのだが、理由が分からないその怖さ。ラストは伝説にふさわしく、とても良かった。2023/08/10
KAZOO
124
ゲド戦記の3巻目で当初これで終わりという感じがよくわかりました。ゲドは大賢人となりそこへ彼の教えを乞う若い王子が来ます。そこで世界の様子がおかしくなっている、ということで二人をその原因を探るために旅をしていきます。様々な教えなどが若い王子にもたらされますがある意味成長小説のような感じです。世界がおかしくなりつつある原因は竜などではなく・・・・。既読のはずですがすっかり忘れてしまっています。2025/09/11
まふ
113
ゲドは老人となっている(と言っても50歳ぐらいか)。アースシー(多島海)で起こる異常現象の源を追及すべく王子アレンが大賢人ゲドを訪ね、一緒にその原因追及の旅に出る、原因は魔法使いのクモが死を恐れるあまり生者と死者の世界に穴をあけ永遠の生を得ようとしていたことにある。ゲドは全力を注ぎクモと対峙して修復しアレンをアースシーの統一王に指名し静かに消え去る…。⇒2026/01/06
おたま
76
この物語の前史にあたる『影との戦い』や『こわれた腕環』は、まだ自分なりに解釈することができた。しかし、この『さいはての島へ』は難解だ。今回読むのは二回目だが、以前に読んだときにも、何が書かれているのかよく分からなかった。アースシーと呼ばれるゲドの世界で、魔法(この場合は、手品的なものではなく、世界の真相を知りそのバランスを取り戻す「叡智」のようだ)が効かなくなり、そこかしこで世界のバランスが崩れていく、その原因は何か?そこに人間が望んではならない「生と死の不分明」があるようだ。2024/02/15
くたくた
63
3巻目。壮年に至りロークの大賢人となっているゲドのもとに、エンラッドの若き王子アレンが凶報をもたらす。世界の各地で魔法が失われている。ゲドは原因を探り、世界に均衡を取り戻すためにアレンを供に船出する。ジブリアニメ・宮崎吾郎監督の『ゲド戦記』の原作としてこの本を知った人も多いのでは。私も盛大に期待を膨らませて公開を待ち、なにか変なものでも喰った気分で映画館を後にした一人ではある。しかし、こうしてあらためてこの本を読んでみると、それなりに原作に忠実にやろうとはしていたのかな、とは思った。2025/03/04
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- 電子書籍
- 異世界で『賢者……の石』と呼ばれていま…
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