出版社内容情報
国王に忠誠を誓うフランスの若き騎士ダルタニャンは,策略をめぐらし,剣をふるって,枢機卿の陰謀にたちむかう.3人の騎士との厚い友情が生き生きと描かれたデュマの傑作.[解説 木坂涼]
内容説明
王と枢機卿の争いはつづく。ダルタニャンは三人の騎士たちとの友情を守り、愛する人に心を捧げながら、剣をふるう。宗教の対立、国と国との争いを背景に、腕をきそい、策略をめぐらす騎士たちの活躍を描いた、デュマの傑作。中学以上。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
58
なんとなく、ルパン三世に似てるなあと思う、それくらい面白いの意。大活劇エンタメで普遍的な感じ。2017/04/01
kagetrasama-aoi(葵・橘)
42
「三銃士」下巻。そうそう、こんな話だったよね、と思い出しながら読了。あの「ベルサイユのばら」が舞台になった、ルイ十四世の時代より前のルイ十三世の時代が背景。そしてイギリスにはあのバッキンガム公爵が登場します。後半の疾走感は流石!バタバタ人死にがでるのは、この時代だから仕方ないかな。2022/07/16
フリウリ
15
真夜中の図書館電子書籍サービスにて。生島遼一氏による訳者あとがきによると、全体を圧縮するため、ダルタニャンの行動中心に絞ったとのことです。余談ですが、ダルタニャンと聞くとアニメの猫の画像が頭に浮かび、はじめは『ニャン」という語感のせいかと思ったのですが、画像がやけに鮮明なので調べたところ、かつて「東映まんがまつり」の「長靴をはいた猫」シリーズの第二弾として、「ながぐつ三銃士」がありました。なお「長靴を~」はペロー原作の一方、「ながぐつ~」はデュマ原作とはまったく無関係だったそうです。なんのこっちゃ… 82023/12/04
えふのらん
5
英仏の間で暗躍する女間諜、仕向けられた部下に暗殺されるバッキンガム公、毒殺されるダルタニャンの恋人……二十世紀が舞台ならレジスタンスものとしても通用しそうな要素が盛り込まれていて歴史小説としても楽しめた。前巻のルイ13世、リシュリューらも上司というよりはユグノー戦争のアイコンで、英仏の関係を象徴するような役割を果たしている。2021/06/17
リョウ
5
史実を基にした歴史小説だからか、大団円ではなかったな(笑)でも若きダルタニャンの冒険活劇、楽しませて貰いました。2014/09/05