出版社内容情報
神の都アースガルド.威厳にみちたオージン,力じまんのトール,いたずら好きのローク,美しい首飾りとひきかえに夫を失った女神フレイヤなど,個性的な神々の活躍を描く北欧神話.
内容説明
神の都アースガルド。威厳にみちたオージン、力自慢のトール、いたずら好きのローク、美しい首飾りとひきかえに夫を失った女神フレイヤなど、個性的な神々の活躍を描きます。『エッダ』に基づいて書かれた少年少女のための北欧神話。中学以上。
目次
第1部 アースガルドに住む神々
第2部 さすらいの旅人オージン
第3部 魔女の心臓と神々のたそがれ
著者等紹介
コラム,パードリック[コラム,パードリック][Colum,Padraic]
1881‐1972。アイルランドの詩人・劇作家。イェーツなどとともにアイルランド新劇運動に参加し、1914年にアメリカに移住した。数多くの詩・戯曲を残しているが、神話や伝説を子どものために再話する仕事にも情熱を注いだ
尾崎義[オザキヨシ]
1903‐69。「リンドグレーン作品集」のうち、6冊を訳している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
76
ニコラス・ウィンディング・レフィン監督の『ヴァルハラ・ライジング』を観る前の予習として再読。子供の頃、中々、読み辛かった北欧神話ですが、大人になっても相変わらず。何故、オーディンは簡単にホイホイと約束を交わすのか?言霊文化と下手に話に口を挟むと怒鳴られたり、叩かれた経験がある私からすると理解ができず。そして悪戯っ子なロキがグレたのも指輪の影響もあったのだろうが、他の神々の不始末の尻拭いをしたのに厄介者扱いし続けたのが原因ではないかと思ってしまう。神のした約束に翻弄されて怒るブリュンヒルデに共感するしかない2016/08/17
たつや
48
聖書を読んでいるので、受け入れられない部分も多々ありますが、神話として、より、ファンタジーとして気楽に読んだらいいと思えました。城壁作りや巨人が登場するので、もしやナウシカの巨神兵や「進撃の巨人」はこれからとったな!と思えました。2017/03/12
チェ・ブンブン
27
「マイティ・ソー」の元ネタは北欧神話らしいってことで、読んでみた。やはりロキは狡猾な奴だが、ドラえもんで言うジャイアンポジションなため、トールと一緒に巨人を倒したりと勇敢なところがある。しかし、ロキがこびとから金を搾取するやり方は卑怯だったな〜2014/03/25
絹恵
26
やさしい言葉で北欧の世界と人間の成り立ちが紡がれています。涙が枯れるほど泣いて出来た世界のことを忘れてしまって、忘れてしまったことも忘れてしまったというのなら、それこそ神さまの涙は枯れてしまうと思います。残酷な世界を経て、美しい光の世界のなかで温かい涙を流すことが出来て、涙を流してくれる誰かがいる人間が生まれてくるのだから。2014/07/30
Humbaba
21
神話は物語の元型である.だからこそ,ずっと昔に作られたものでありながら現代の人間が読んでも楽しむことが出来る.神々といえども完全な存在でなく,人間臭いところがある.2013/04/09
-
- 和書
- 図解福祉行政はやわかり