出版社内容情報
玄徳は志なかばで病死し,栄華をきわめた曹操も,玄徳の志を継いだ軍師孔明もまた他界する.戦乱の時代をいろどった英雄たちは,つぎつぎと世を去り,やがて司馬炎の天下統一へとむかう.
内容説明
玄徳は志なかばで病死し、栄華をきわめた曹操も死ぬ。玄徳の志を継いだ軍師孔明もまた、秋風の吹く五丈原で没する。戦乱の時代をいろどった英雄たちは、つぎつぎと世を去り、やがて司馬炎の天下統一へと向かう。中学以上。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
44
児童書なのに、長く感じた。訳のせいか?読み方が悪いのか?おそらく後者でしょう(笑)単純に、ひとつだった国が三つに分裂し、病気で王が次次と死に、またひとつに統一されていく。そんなお話ですが、戦乱の世に現れた男達がキャラが濃いので、そこが受けて現代でも人気の大作なのかな?と感じました。これ、司馬遼太郎さんが書いてたら、また、ひと味違うだろうなと思います。大人向けも時間をおいて機会があれば読みたい。2016/11/28
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
私の三国志のスタートはマンガでした。https://bookmeter.com/books/1713678 あれから何年?やっと活字を手にしました。中国史の中では人気上位の話ですよね。『三顧の礼』『水魚の交わり』『破竹の勢い』『呉下の阿蒙にあらず』『白眉』などの故事成語がうまれたのは驚きでした。2020/02/25
れい
7
【中央図書館】上巻と中巻で活躍した主要メンバーは檜舞台から降りてしまって、惰性で読んでしまった。結局、魏、呉、蜀はどれも滅び、新しい国と新しい人物が統一していくこととなる。いくら優れた人物だとしてその子々孫々が優秀であるかは、また別問題なのだと感じた。たとい王の座、皇帝の座に就こうとも、その玉座を狙う輩は耐えずして、気の休まらぬ状況だなぁと感じた。
とも
6
図書館本 なんとか読了2023/11/24
たつや
3
たいへん面白かったです。一応、ダイジェスト版と理解して読了。次は文庫版にチャレンジしたい。スーパースター孔明が印象に残りました。2023/03/10
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- 和書
- 滅びゆく家族の記憶の断片