出版社内容情報
玄徳の蜀,曹操の魏,孫権の呉と,天下は三国の対立時代に入る.ある時は,思いがけない策略で人の裏をかき,ある時は,並はずれた力で相手を圧倒しながら,波乱万丈の戦いは続く.
内容説明
玄徳の蜀、曹操の魏、孫権の呉と、天下は三国の対立時代に入る。ある時は、思いがけない策略で人の裏をかき、ある時は、並はずれた力で相手を圧倒しながら、波瀾万丈の戦いは続く。中学以上。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
51
初めての「三国志」ですので、入門のつもりで読んでますが、人名の多さに辟易としていると、そこに年号や地名が出てくるので、頭はオーバーヒート気味。でも、なんとか中巻読了。赤壁の戦いから玄徳が王になるまでが描かれている。訳者のまえがきでは、三分の一にしたかったけれど、全体の半分位にまでは編集できたと思うとのことです。恐らくこれが限界のようです、でもまだ難しく感じる自分。裏表紙を見ると、「中学以上」とあります。きっと自分は中学以下の知能の持ち主なんだなと痛感しつつ、下巻をゆるりと読みたい。2016/11/28
おはなし会 芽ぶっく
13
私の三国志のスタートはマンガでした。https://bookmeter.com/books/1713678 あれから何年?やっと活字を手にしました。中国史の中では人気上位の話ですよね。『三顧の礼』『水魚の交わり』『破竹の勢い』『呉下の阿蒙にあらず』『白眉』などの故事成語がうまれたのは驚きでした。2020/02/25
とも
5
図書館本 あと一冊2023/11/05
れい
5
【中央図書館】導師が出てきたり、星占いが出てきたり、時代背景を感じると共に、ファンタジーの入り交じった物語性が強くなった後半。運命にからめとられるように、それぞれの武将が命を燃やして闘う。とうとう曹操が王の座を奪い、劉備も帝の座につく。国としての型どりが進むが、統一はまだまだ先かな。2020/07/09
えふのらん
2
奇襲に次ぐ奇襲、苦肉計に反間計、周瑜と孔明の競争が濃縮されているだけあってべらぼうに面白い。後半では周瑜は死んでしまうのだけれど老兵黄忠の大活躍とそれに翻弄される夏侯淵と飽きがこない。そもそも周瑜の死因は”憤死”。死に様から良い。抜粋だけあってクライマックスに次ぐクライマックスだけど、それでも要約にならないのは二人の役者のおかげか。少年文庫の割りに文体も渋い。2022/09/11