出版社内容情報
1894年7月,マンリーとローラは幼い娘ローズをつれて,自分たちの土地を求めて馬車の旅に出る.その時のローラの旅日記と,娘ローズがのちに書いた当時のワイルダー家の生活の記録.
内容説明
1894年7月、ローラたちは酷暑のなかを、自分の土地をもとめて馬車の旅に出る―その時のローラの旅日記と、のちに娘ローズが書いた当時のワイルダー家の生活の記録をおさめるノンフィクション。ローラ物語5。中学以上。
目次
第1章 出発(ローズ・ワイルダー・レイン文)
第2章 わが家への道―サウス・ダコタ州からミズーリ州マンスフィールドまでのローラの旅日記(一八九四年)
第3章 新しい家(ローズ・ワイルダー・レイン文)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
49
前作で自然の猛威に驚かされましたが、なんと7年間も干ばつが続き、アメリカ中で強奪・襲撃が起こった程でした。ワイルダー家もダコタからミズーリ州のマンスフィールドへ移住しますが、その時の旅の間にローラが書いた日記を元にしたノンフィクション。ガリガリに痩せた男が食べ物を欲しいと言ってきた時のアルマンゾの「人を信じる優しさ」、ローラの「まず家族が第一」という性格の違いが分かって面白かったです。この本では辛い場面がなかったので安心して読め、読後感も爽やか。この本でローラのシリーズが完結というのも良かったです。2017/01/07
たつや
42
作者の死後に出てきた鉛筆がきの原稿を書籍化ローラ物語の最終巻、写真もあり、当時の雰囲気がよくわかる。正に西部劇のような、いい写真。ディズニーランドのウエスタンランドにローラrの家があっても良さそうだ。2016/12/09
はるき
28
ローラの視点で見る、一家の最後の旅。ローラとアルマンゾ夫妻は苦難を味わいながら懸命に生きる。その姿を淡々と綴った本作はシリーズ前半にはなかった重厚さがある。2016/04/11
シュシュ
21
ノンフィクション。干ばつのサウス・ダコタからミズーリまでの1000kmの旅。キャンプしながら馬車の旅なんて気が遠くなりそうだと思っていたが、読み進むうちにローラはこの旅を楽しんでいたのだろうと思えてきた。時は1893年。ローラたちのように移住するために馬車で移動する人は多かった。ローラの家族はマンスフィールドに農場を作り生涯そこで暮らした。読んでいて、バートンの絵本の『ちいさいおうち』のような家が思い浮かんだ。今その家は博物館になっているらしい。ローラとマンリーが苦労の末によい場所に落ち着けてよかった。2015/01/19
こかげ*ゆるゆる
17
やったねローラ、アルマンゾ‼本当に次はあなたたちの番だった\(^o^)/でもその幸運をつかむまえのローラの人生最大のドジ?にはもう本当にビビったよーか(>_<)巻末にたくさんローラ関係の本が紹介されてたから、読むぞー!(^^)!2014/02/07