出版社内容情報
スサノオノミコトの大蛇退治,イナバの白ウサギ,海幸と山幸,ヤマトタケルノミコトの冒険など,日本民族のいぶきをいきいきと伝える有名な神話が,楽しく大らかに語られます.
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
53
どうしても、聖書と比較してしまうが、古事記はやはり日本的ですね。「天の国と地の底の国」は違和感あり。でも、有名な天の岩屋やヤマタノオロチ、ヤマトタケルノミコトの冒険は読み物として、純粋に面白かったです。児童書がゆえに読みやすく面白かったです。温故知新。古いものに触れるのも良いものですね。2016/12/21
NAO
46
子ども向けの『古事記』物語は神話時代で終わっているものが多いが、この本は『古事記』全編を読みやすくしたものて、国生みの神話から始まる神話時代のみならず、神武天皇の東征、ヤマトタケルの物語、神功皇后の新羅遠征、仁徳天皇のエピソードと、初期の天皇の活躍が記されている。これらの時代は天皇の時代になったとはいえまだまだ神話的要素が強い話が多く子どもでもおもしろく読めると思う。
みつ
35
『古事記』を読むのは、池澤夏樹訳の河出書房新社版「日本文学全集」以来。今回は、父である福永武彦の岩波ジュニア新書版。「訳」ではなく「作」としているだけに、相当の抜粋。中学以上の読者を想定しているだけに、池澤訳のような露骨な描写は避けているものの、それでも神話時代のスサノオの行状などは結構派手な様子が分かる。神話の中からいつの間にか天皇が登場するのは、やはり不思議な感覚。なお、コノハナサクヤ姫とイワナガヒメのエピソードの後「今にいたるまで、代々の天皇の命は、長くはない」(p81)というが、神話からは疑問符。2024/01/25
Riopapa
16
読みやすいが、後半は内容が知らない話ばかりのせいか、すっと頭に入ってこなかった。結構、人が殺される。2018/02/17
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
日本で一番古い歴史書。ストーリー重視で読みやすくなっている。2020/02/24
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