出版社内容情報
百々 佑利子[モモ ユリコ]
著・文・その他
花松 あゆみ[ハナマツ アユミ]
著・文・その他
内容説明
惑星に名をとどめるオリュムポスの神がみに、ヘラクレスの挑戦や天馬ペガソスなど星座に結びつけられてきた英雄や動物たち。何千年もの時を超えて、人びとにうたわれ、語り継がれてきた豊かな神話を、夜空に広がる星ぼしから物語る。小学5・6年以上。
目次
1 神がみの世界
2 春の星座
3 夏の星座
4 秋の星座
5 冬の星座
6 英雄たちの星座
著者等紹介
百々佑利子[モモユリコ]
東京生まれ。児童文学翻訳家。ニュージーランド、オーストラリアの先住民の伝承文芸の翻訳・研究を行った。神奈川大学教授、日本女子大学教授を歴任
花松あゆみ[ハナマツアユミ]
イラストレーター。青森県出身。日本大学芸術学部デザイン学科卒。ゴム版画による作品を制作、書籍や雑誌を中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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buchipanda3
109
星座にまつわるギリシア神話の数々、星と伝承の物語。馴染みのある星座のエピソードは何となく知っている程度だったが、あの話もこれに繋がっているなど気付きもあり面白く読めた。やぎ座の牧神パーンの話には王様の耳はロバの耳の場面が出てきたり。今は分割されたアルゴ座は航海冒険ものだが、どこか「オデュッセウス」を思わせた。神々と人間が生み出す物語は起伏に富んでいて、理不尽な思いを残すこともある。それは自然の脅威や争いなどが背景にあると思うが、その叙情的なものを夜空に託したのが星座となる。生きるための知恵なのだと感じた。2022/10/01
朔ちゃん
5
星座とギリシャ神話を知ることができる、贅沢な1冊だった。身近な言葉の語源が多く生まれていてビックリした。そしてゼウスの性の奔放さにも愕然とする…。ヘラクレスとアンドロメダの恋愛話が爽やかで一番好き。星座&ギリシャ神話を知ると、ひと味違って世界を見ることができるような気がする。普段の暮らしにも影響されそう。イソップ物語も読み返して、星座&ギリシャ神話をさらに深く味わいたい。2022/12/26
しょうゆ
3
星座とギリシア神話の入門書。表紙と挿絵が本当にかわいい!文章も語り口が優しく柔らかい表現が多くて良かったです。特に、女神や王女の美しさを讃える表現がすばらしい。見える星座が四季に分けられているのも良かった。神話については人名や地名に馴染みがないのと、登場人物が多いので専門書を読んだ方が良さそうですが、概要を知るには十分でした。小学生の頃読んだら相当わくわくしただろうな〜。2022/09/26
てぃうり
1
何度も何度も季節ごとに読んでいる。2024/07/31
fumika3003
1
星座の入門書が読みたかったので読んでみました。星座を見ながら読みました。色んな話が載っててよかったです。2023/12/11