岩波少年文庫<br> おとうさんとぼく

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岩波少年文庫
おとうさんとぼく

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784001142457
  • NDC分類 K726
  • Cコード C8398

出版社内容情報

子煩悩なおとうさんと、やんちゃな幼い息子。セリフのないドイツ生まれのコマ漫画の古典から一三四篇をセレクト。解説・上田真而子。作者についてのケストナーのエッセイも収録。

内容説明

愛情ゆたかで、遊び心いっぱいのおとうさんと、やんちゃなぼく。名コンビがくりひろげる日常を切りとり、ユーモアたっぷりに描いたドイツ生まれのコマ漫画の傑作134篇。巻末に上田真而子による解説と、ケストナーのエッセイを収めます。小学3・4年以上。

著者等紹介

プラウエン,e.o.[プラウエン,E.O.] [plauen,e.o.]
1903‐1944。本名エーリヒ・オーザー。ドイツのザクセン州プラウエンで子ども時代を過ごす。ライプチヒの美術大学在学中に、生涯の友となるエーリヒ・ケストナーと編集者エーリヒ・クナウフに出会い、新聞画家として活躍。オーザーの大胆で容赦ない風刺画は旋風をまきおこした。1930年に結婚、翌年に息子が誕生。ナチスが権力を握ると活動停止処分を受けるが、1934年よりe.o.プラウエンの筆名で大手週刊紙に「おとうさんとぼく」を連載し、たちまち国民的な人気を得た。1944年にゲシュタポに捕らえられ、独房で自ら命を絶った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キジネコ

59
子煩悩なとうさんと、とうさんが大好きなやんちゃなぼくの日常、ほのぼのと笑いを誘い、平和を楽しむ、うるわしき隣人、光と博愛の物語。が1934年、このネームで活動を再開した風刺作家のe.o.ブライエンのフィールドはドイツ。描かれたコマ漫画は次第に寸暇の慰安となって、現実の時間に生きる読者も作家も一纏めにして黒い雲の悪夢に呑み込まれていきます。3人のエーリヒ(e)の逸話、ナチス、非業の運命。見つめる間、父子が映画「ライフ イズ ビューテイフル」のグイド父さんとジョスエに見えて切なくなりました。2019/04/11

seacalf

44
周りの人は言う、子供はあっという間に大きくなるよと。でも幸せな瞬間が子育て時間にはたっぷり詰まっていて、そのかけがえのない時間がそのまま表現されているかのようだ。漫画版のサザエさんを思わせるスラップスティックな楽しさがいっぱい。自由な表現が難儀なナチス政権下ドイツという異国の、そして時代も違えど父と子というひと口では言い表せない幸せな関係を抽出している素晴らしい本書は、時代や国を超えて読み継がれるだろう。読んで面白いだけでなく、沢山の奇跡が重なってこうして父でいられることの喜びを改めて思い出させてくれる。2025/01/28

彼岸花

40
これほど父性愛を感じることのできる本はなかった。言葉なしでも心から笑えた。内容は全く色あせていない。時代を超えて永遠に読み継がれるコミックだ。登場するお父さんは強くて優しい。泣いたり笑ったり、時には本気で叱ってくれる。無邪気で子供のようなお父さんに、たちまち魅了された。だが唐突な終わり方に違和感を覚え、解説を読みショックを受けた。ナチス政権による支配だ。表現の自由が許されない社会に未来は描けない。人間らしく生きることが、いかに大切かがわかる。作者が存命していたならと思うと、言いようのない悲しみに襲われた。2023/08/07

Roko

30
「おとうさんとぼく」は1934年12月13日から1937年12月までドイツで当時もっとも読まれていた週刊誌「ベルリングラフ」に掲載されていました。ナチスドイツから執筆禁止と命じられていたエーリヒ・オーザーは、e.o.プラウエンという偽名でこの作品を書いていました。4コマから8コマで描かれているマンガにセリフはありません。でも、自分も子どもの頃にこんなことしたなとか、嫌な奴にはこんな目に合わせたいななんて、思わせてくれるストーリーがとても心地よいのです。時代を超越した父と子の愛に溢れています。2022/12/13

niisun

27
ドイツの風刺画家エーリヒ・オーザーが“e.o.ブライエン”の名で世に送り出した作品。ヒトラーが政権をとった1933年の翌年に連載が開催された『おとうさんとぼく』。政治色を廃さざるを得ない中で、人間主義とも言える作品を示すことで、非人間的な国家社会主義(ナチス)に抵抗を示しています。最後はゲシュタポに逮捕され、法廷で死刑宣告を受ける前に、自ら命を絶ったそうです。死後に奥さまに届いた遺書『すべて、ドイツのためにしてきたのだ。…どうか、クリスチアン(息子)を人間に育ててくれ。…』には、多くを考えさせられます。2023/07/02

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