岩波少年文庫<br> からたちの花がさいたよ―北原白秋童謡選 (新版)

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岩波少年文庫
からたちの花がさいたよ―北原白秋童謡選 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784001142242
  • NDC分類 K911
  • Cコード C8392

内容説明

四季折々の自然の美しさをうたった童謡のなかから、「あめふり」「ゆりかごのうた」「待ちぼうけ」「ペチカ」など、時代をこえて愛唱されてきた150作を選び、透明感あふれる初山滋の挿絵を添えて収めます。小学5・6年以上。

目次

春(かげろう;たあんき、ぽうんき ほか)
夏(すかんぽの咲くころ;子どもの大工 ほか)
秋(風;露 ほか)
冬(待ちぼうけ;きじ射ちじいさん ほか)
いろいろのうた(赤い鳥小鳥;むかしばなし ほか)

著者等紹介

北原白秋[キタハラハクシュウ]
1885‐1942。福岡県柳川に生まれる。1904年、早稲田大学入学。学業のかたわら詩作に励み、詩集『邪宗門』『思ひ出』で名実ともに詩壇の第一人者となる。『桐の花』『雲母集』などの歌集も次々と発表。鈴木三重吉主宰の児童雑誌『赤い鳥』を主舞台に、童謡の新しい世界を拓いた。作品は1200篇にのぼり、山田耕筰、中山晋平など音楽家たちが曲をつけ、今日まで愛唱され続けているものも多い。校歌の作詞も数多く手がけた

与田凖一[ヨダジュンイチ]
1905‐1997。福岡県瀬高町に生まれる。小学校の教師として働きながら、『赤い鳥』に童謡詩を投稿する。22歳のとき上京、白秋に師事する。『赤い鳥』の編集に携わり、28歳で最初の童謡集『旗・蜂・雲』を刊行。詩はもとより、数多くの童話、エッセイを発表しつづける。児童文学賞の選考委員なども務め、幅広く活躍した。絵本『まりーちゃんとひつじ』『せんろはつづくよ』などの翻訳も手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

95
言葉はリズムだと思う。たとえ散文を読むときも、単調な文を読むと泣きたくなってしまう。もともと言葉は声に出すものなので、独特の音と響きを持っている。北原白秋の童謡はリズミカルに書かれており、読んでいると読み手の心も弾んくる。音の組み立て方もきちんと考えられており、節をつけなくても頭の中にメロディーが聞こえることがあった。「からたち」、「お月さま」、「ペチカ」といった素朴なイメージがリズムのある言葉にのせられて、自分の中の童心が生き生きと動き出すのは、本当に楽しいひと時だった。2017/11/19

はる

51
何気なく手に取りましたが良かったです。四季折々の美しさをうたった北原白秋の童謡詩集。「あめふり」「ゆりかごのうた」「この道」「待ちぼうけ」「ペチカ」など、リズミカルでありながらどれも哀愁を帯びた作品。懐かしい情景が目に浮かぶます。自然や子供、小さな生き物に向けられた視線が優しい。2022/02/09

たつや

42
無意味に借りましたが、レトロな喫茶店で珈琲飲みながら読了。歌詞をみて歌える詩は、本の数曲でした。「ペチカ」と「ゆりかごのうた」を読んでるときに、何故か泣いた。2016/12/16

サルビア

16
あの児童文学作家、与田準一編の北原白秋童謡選です。小学校の教師として働きながら「赤い鳥」に童謡詩を投稿していた与田準一は、22歳の時に上京し、白秋に師事したそうです。この本は、四季と無季のものが載っています。言葉が綺麗で、読むのにリズムがあってどの詩も良かったです。2019/05/17

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

11
5年生のブックトークでの選書。『五十音』 https://bookmeter.com/books/16202965 で北原白秋を紹介し、こちらも…と思っていたのですが、詩集なので感想が書きにくいかな?と今回は見送り。春夏秋冬の詩をまとめています。ちなみに五十音は、「いろいろのうた」で、四季には入っていません。「いろいろのうた」には、『赤い鳥小鳥・山かつぎ』など童謡になっているうたも入ってます。2020/12/09

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