内容説明
戦地に従軍牧師として父親を送ったマーチ家。美しいメグ、活発なジョー、穏やかなベス、おませなエイミーの四姉妹は、愛情深い母親にみちびかれながら、つつましく、そして明るく楽しい日々を送ります。アメリカ児童文学、不朽の名作。小学5・6年以上。
著者等紹介
オルコット,ルイザ・メイ[オルコット,ルイザメイ]
1832‐1888。アメリカ、ペンシルベニア州に生まれ、「文学の町」として知られるマサチューセッツ州のコンコードで育つ。苦しい家計を助けるために、10代から教師などをして働き、そのかたわら小説や脚本を書いた。1854年、『花物語』が出版され、小説家としてデビュー。1868年に出版した自伝的な『若草物語』は、たちまち大評判となり、以後、児童文学の古典として今も世界中で読み継がれている
海都洋子[カイトヨウコ]
翻訳者、リテラシー教育家。ペンシルベニア大学・教育大学院(PennGSE)修士課程修了。読書を利用したリテラシー教育の専門家で、リーディング・スペシャリスト(米国)の資格を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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扉のこちら側
74
初読。2015年999冊め。【43-1/G1000】子どもの頃に単行本や文庫で親しんだ懐かしの作品。大人になってから気づく、作中にちりばめられた淑女の教訓と名著の数々。南北戦争の時代で、父親が黒人奴隷解放のため北軍の従軍牧師として出征している一家。慎ましい生活として描かれているけれど、裕福だった頃に比べて慎ましいというくらいで、十分に中流のよい家庭の生活だ。2015/08/19
ゆう
36
小学生以来の再読。そのあと映画を観たので、なんとなく話の筋は覚えているけど、細かなエピソードとなるとどんな話だったっけ?と思いながら表紙を開き、物語の一行目を読み始めて目を見開く。ビックリした。プレゼントを買えないクリスマスを嘆くジョーの声が、はっきり聞こえたのだ。背が高く、ひょろりと痩せていて、豊かな髪をもつ女の子が、あーあやんなっちゃうと眉を下げ、私の前に立っていた。そのまま私はあっという間に、物語の中で4姉妹と再会したのだった。私が忘れていた間も、ずーっと私の中に彼女たちはいたんだな。読書は不思議。2020/02/02
たまきら
35
このお話は妹も好きでした。うちの娘がこのお話を好きになって夢中で読み始めた時、なんだかとても嬉しかったっけ…。彼女は映画が先行でしたが、私はどうだったかな…アニメがあった気がするけれど、見ていなかったかも…。2025/05/20
ゆき
34
12月課題本。小学生の頃好きで何度も読んだ作品。大人になってからは、なかなか読めてなかったので大分忘れてました。 4姉妹それぞれ魅力があって時には失敗しながら喧嘩しながらもそれを糧にして前に進んでいく。お母さんも素敵でした!頭ごなしに反対するのではなく姉妹たちにさせてみて自分達で間違えていることに気づかせる。2019/11/29
りえこ
31
従姉妹に、私達って若草物語みたいねと言われたことがあるけど、きちんと読んだことがなかったので読みました。大切なものって、そういうものだなと思う家族の生活が描かれていて素敵でした。2016/09/07