出版社内容情報
ピッグル・ウィッグルおばさんは子どもが大好き.親もお手上げの大うそつきやこわがり屋など,どんなこまった癖のある子でも,ピッグル・ウィッグルおばさんの農場にあずければだいじょうぶ! 自然や動物たちと関わるなかで,子どもたちが問題を克服していく姿をゆかいに温
内容説明
親もお手上げの大うそつきに、こわがり屋、なんでも分解してしまう子…でも、心配はご無用!ピッグル・ウィッグルおばさんの農場で、動物たちといっしょにくらせば、どんなこまったくせでも自然に直って、みんな笑顔になるのです。小学3・4年以上。
著者等紹介
マクドナルド,ベティ[マクドナルド,ベティ][MacDonald,Betty]
1908‐58。アメリカのコロラド州生まれ。19歳で結婚。ワシントン大学を中退し、水も電気も通っていないオリンピック山脈のふもとで養鶏をはじめる。34歳で2度目の結婚をした後、ワシントン州バション島に移住。デビュー作『卵と私』がベストセラーになり、映画もつくられ、一躍有名に
小宮由[コミヤユウ]
1974年、熊本県生まれ。大学卒業後、児童図書出版社に勤務。その後、留学をへて、子どもの本の編集・翻訳に携わる。2004年より東京・阿佐ヶ谷で、家庭文庫「このあの文庫」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
58
とっても楽しい。親もお手上げの困った子供たちも、ピッグル・ウィッグルおばさんの農場にあずければだいじょうぶ。自然や動物たちと関わるなかで、子どもたちが問題を克服していく姿をゆかいに温かく描きます。1950年代ののんびりしたアメリカの雰囲気。優しいピッグル・ウィッグルおばさんが何と言っても魅力的。モーリス・センダックの挿絵もいい感じ。シリーズ物だそうですが、他の作品は翻訳されていないみたいですね。トホホ。。2018/01/10
たつや
43
アメリカでは長きにわたり読み継がれている作品だそうです。心暖まる雰囲気の良心的な作品ですね。うちの子供に読ませたい。挿し絵も牧歌的で好きです。分解好きの坊やとか、笑えるし、トムソーヤ的な大衆向けの楽しさがつまってました。2017/01/13
ぶんこ
35
子どもらしい悪癖?を持つ困った ちゃんたちですが、本当はいい子。そんな困ったちゃん達もピッグル・ウィッグルおばさんに預けられると役立ついい子ちゃんになっていきます。その秘訣は?子どもに手を焼く親たちにとっては知りたいところでしょう。私には子どもはいないけれど知りたい。気がついたのは「叱らない、けなさない」「褒める、喜ぶ」でした。難しいですね。ピッグルおばさんを助けてくれているのがオウムのペネロペ。賢い!面白かったです。2018/01/27
みーなんきー
18
ピッグル•ウィッグルおばさんは農場に住む独り暮らしの女性。街でお母さんの手に負えない子どもを、おばさんに預けるとたちまち良い子になって成長してくる。おばさんは叱るのでもなく、説教や折檻するのでもなく、子どもを一人の人間として、頼んだり、信頼したりするだけで、子供が自発的に成長する。おばさんの不思議なパワーを尊敬する。2021/05/30
kayo
17
職場の読み聞かせ講座で紹介されていて、所蔵がなかったので購入。嘘つき、忘れん坊、分解癖、怖がり、移り気、大人から見ると困ってしまう子どもたち。そんな子どもたちもピッグル・ウィッグルおばさんと農場で過ごせば良い子に変身。物の道理、自分の役割や特性を子どもたち自身が暮らしの中で気づけて、大人も子どもたちを信頼したら、今まで困っていた子たちの特徴が長所にもなる。良い物語でした。こんな農場近くにないかしら?挿絵はモーリス・センダック。表紙のオウムのペネロペの顔の堂々としてること。物語中で大活躍ですものね。2024/10/06
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- 和書
- シャルダン 新潮美術文庫