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岩波少年文庫
おとなりさんは魔女―アーミテージ一家のお話〈1〉

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  • サイズ B40判/ページ数 243p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784001141672
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

内容説明

これから先ずっと、たいくつしませんように…おくさんのそんな願いごとがすべてのはじまりでした。魔女がおとなりで幼稚園をひらいたり、庭がユニコーンでいっぱいになったり、一家にはとんでもないできごとが連発します。小学3・4年以上。

著者等紹介

エイキン,ジョーン[エイキン,ジョーン][Aiken,Joan]
1924‐2004。イギリスのサセックス州ライに生まれる。幼いころから文学に親しみ、十代の後半から作品を発表しはじめる。1950年代末から本格的な作家活動に入り、1968年に出版された『ささやき山の秘密』はガーディアン賞を受賞した。作品は子どものための本だけにとどまらず、大人向けの探偵小説や、テレビの台本なども手がけた。生涯で出版された本は100冊をこえる

猪熊葉子[イノクマヨウコ]
児童文学者・翻訳家。聖心女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナーキー靴下

76
「シリアル・ガーデン」がとても良かったのでシリーズ1冊目から読む。全3冊とのこと。アーミテージ一家の日常系短編集だが、魔法やユニコーンなどファンタジー要素盛りだくさん。退屈しないようにというアーミテージ夫人の願いが叶えられたのだから、これは面白さが約束された本なのである。優しさも良識も持ちながら、無邪気な子供たちがいい。「そして自分の子どもたちが輪のむこう側からお父さんを哀れむような顔つきでながめているのに気づきました。あきらかに、自分たちの面よごしになってほしくない、と願っていたのです」このシーン好き。2022/05/06

あたびー

38
#日本怪奇幻想読者クラブ 両親が若かりしときに海岸で拾った穴のあいた小石のせい(?)で魔法まみれの生活を送ることになったアーミテージ一家。月曜日は必ず何かしらの事件が起きます(ユニコーンが現れたのは火曜日でしたけど)。色々な本で目にしますが、英国では夏のバカンスに田舎の家を長期で借りて過ごすことが多いのでしょうか。その家にいた家庭教師の幽霊の話が好きだなあ。そこに無いものを有るかのごとく振る舞うので、ありもしないビスケットをもらったり、やりもしない宿題を提出したり、楽しいです。2022/01/13

たつや

37
起承転結はないに等しい。アーミテージ夫妻が出会って結婚してから物語が始まり、シリーズの第一作目としては、緩い設定。もしや、発売したら、思いの外売れたから、もう一冊出してみようか?というノリでシリーズ化されたんだろうなと勘ぐるほど、緩く児童書らしい、児童書でした。ツッコミどころは多いけれど、それも含めて面白いと思えれば楽しい本でした。読むコツとしては、嫌なこと、辛いことを忘れる気分で、心を子供の頃の自分に戻すと、スーっとお話の世界にはいれるんですね。コツをつかむとこれが楽しい。ただ、挿し絵は下手すぎて、受け2017/01/14

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

34
子供の頃好きだった『とんでもない月曜日』のアーミテージ一家がシリーズで3冊も出版されていると知って読んでみた。はじめの「お話のはじまり」は『月曜日』には収録されていなかったのでアーミテージ一家が月曜日に不思議な出来事に見舞われるようになったいきさつは、新婚当時のお母さんの一言のせいだったのか!他にも『月曜日』未収録の「おとなりさんは魔女」「ハリエットの誕生日プレゼント」「竜の月曜日」が読めてうれしかった。挿絵も好き。2015/12/08

マツユキ

12
月曜日には決まって奇妙な出来事が起こるアーミテージ家の物語。ユニコーンに、魔女、幽霊、家を乗っ取られたり、食べられそうになったり、と、退屈しないでは済まないよ。刺激的。それを受け入れている家族、近所の人たちも良いです。アーミテージ家のお話は後二冊ありますが、読みづらかったので、改めて。2020/09/10

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