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岩波少年文庫
黒ねこの王子カーボネル (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784001141610
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

内容説明

十歳の女の子ロージーは、夏休みなのに遊びの予定がありません。ところが、買いものにでかけた市場で、思いがけなく魔女のほうきとネコを手に入れます。それは、ふしぎな冒険の幕開けでした…!心おどるファンタジーの秀作。小学4・5年以上。

著者等紹介

スレイ,バーバラ[スレイ,バーバラ][Sleigh,Barbara]
1906‐82。イギリスのウォリックシャー生まれ。美術教師を5年ほど務めたのち、1933年よりBBCラジオで“子どもの時間”を担当した。1935年に結婚してからは、フリーでラジオ番組をつくったり、多くの脚本を書いた。『黒ねこの王子カーボネル』は、初めて出版された作品で、人気を博した

山本まつよ[ヤマモトマツヨ]
1923年、岡山市生まれ。神戸女学院高等部英語師範科卒業。ミズーリ州立大学でジャーナリズムを学び、アジア財団東京支部で働く。その後、石井桃子氏に出会い、子どもの本の問題に取り組むべく「子ども文庫の会」を設立。家庭文庫の普及に努めるとともに、1980年4月より季刊「子どもと本」の発行を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

62
いいですね。ワクワクします。主人公の少女は母親と二人暮らし。ある日、風変わりなおばあさんから魔法のほうきと人間の言葉を話す黒ネコを買い取ります。それから始まる不思議な冒険…。最近のファンタジーに比べれば素朴で長閑な世界。優しい雰囲気でむしろこちらのほうが好きです。ほうきで空を飛ぶシーンがいいな。羨ましい。ラストも爽やかで面白かったです。あっ、でも、ほうきは切ない…。続編もあるようですが日本で出版されているのはこの作品だけなんですね。2018/08/19

NAO

48
魔法にかけられ自由を奪われた黒ねこカーボネルとカーボネルの主人となった少女ロージーの冒険を描いたファンタジー。カーボネルのねこの国は、ロンドンを闊歩するのらねこたちの縄張り。カーボネルの自尊心は自由を愛するのらねこならではのものだった。意地悪な子ならカーボネルを束縛したままにしておくかもしれない。だが、ロージーと新しく友だちになったジョンの2人は、カーボネルのためロンドンの町中で冒険を繰り広げる。2025/02/13

たつや

47
期待してなかった分、相当面白く読めました。ロージーが住んでる縦長のアパート?も町並みも、味があり、黒ネコとほうきを買った市、「お祭り?」も映画的で宮崎駿の「魔女の宅急便」も、こっちを原作にすれば良かったのになあ!と、残念に思えたほど素敵な本でした。2017/03/31

ぶんこ

45
夏休みの初日に、なんの予定もないロージーが、お使いに行った市場で魔法使いのおばあさんから箒と黒猫を買った事から始まる冒険。母の仕事先で知り合った同い年のジョンと一緒に、黒猫王子のカーボネルにかけられた魔法を解くためのワクワクするような日々。礼儀正しいロージーに癒されます。一緒に後押ししたいくらいで、一緒に箒にまたがって空を飛びたくなります。猫が話すことがわかるのも面白い。我が家の猫とも話してみたい。続編が読みたいのですが、日本では出版されていないようで残念。2018/09/11

どぶねずみ

36
図書館が小学生に薦める夏休み読本だったけど、とても楽しい。これは魔法が絡むファンタジーだ。猫と会話ができるというだけでも楽しいのに、その猫が猫の王国の王子という。かかってしまった魔法を解いて、猫の王国に戻してあげなくては。王国に無事に戻ったあとの猫の議会では、一躍ヒーローだ。ロージーにはかっこいい猫カーボネルとの素敵な思い出ができただろうな。2018/08/24

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