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岩波少年文庫
美しいハンナ姫

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784001141535
  • NDC分類 K989
  • Cコード C8397

内容説明

貧しい庭師を好きになったハンナ姫、パンを盗んだクーバ、魔法をかけられた王女さまの手箱、馬にされたなまけ者のヴォイテック、さらわれた旅篭屋の息子のふしぎな運命など、ポーランドの作家が語る、民話風のお話六話。小学4・5年以上。

著者等紹介

足達和子[アダチカズコ]
1945年生れ。法政大学卒業後、ワルシャワ大学に留学。ポーランド航空日本支社・静岡産業大学講師を経て、通訳・翻訳に従事する。共訳書『ふゆのさくら―現代日本名詩選』で日本翻訳出版文化賞受賞

ケンジョジーナ,マリア[ケンジョジーナ,マリア][Kedziorzyna,Maria]
1905‐78。ポーランドの作家。古都クラクフの美術大学を卒業。児童や青少年のためにたくさんの物語を書き、いくつもの文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

48
ポーランドの作家が書いた6つの民話風の話は、真面目に働いたり人としてちゃんと生きることの大切さを語る「美しいハンナ姫」や「若かったわたし」、悪魔と契約してしまうことの恐ろしさを語る「王女さまの手箱」など、教訓的な話が多いが、「王女さまの手箱」はドラマチックだし、「若かったわたし」はそこはかとないもの悲しさが漂い、面白く読めた。 2025/06/17

ゆぽんぬ

5
表題作の美しい庭師を好きになった美しいハンナ姫の話が特によかった。あの威張ってる意地悪なお姫さまが、恋のためになにもかもを捨て、お皿を洗い、豚の世話をし、靴を磨いて……こんなに素直で優しくなれるとは。たった一人を一途に思う姿は、とても気高く王女的で良い。 まあ、こんなうまくいくものかなーとは思ったり。2021/07/02

元気伊勢子

5
民話の奥深さを感じ取ることができたのは、良かった。今も昔も生きていることの大変さは変わらない。知識を持つことも大切だけれど、知恵を持つことの方がもっとずっと大切だと知ることができたのは良かった。2021/01/16

ブラックティー

3
ポーランドの民話をモチーフにした6つのお話。モチーフというか、民話そのものに近い気がします。とても教訓的だしね。グリムやアンデルセンに似通った話もあるそうなんですが、どことなく東欧の香りがしているように思います。お気に入りは、表題作と「ヴォイテックの冬作物」。2012/08/15

k_

0
ポーランドの民話をモチーフに6編の物語。戦後直後ポーランドのこどもたちのため、再興の祈りをもって描かれた。2010/11/12

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