内容説明
昔話はもともと語りつがれてきたもので、シンプルな語り口が持ち味です。「赤ずきん」「灰かぶり」「金のガチョウ」「ゆうかんな仕立屋さん」など、時代と文化のちがいをこえ、世界中で親しまれている25話をおさめます。対象年齢、小学3・4年以上。
著者等紹介
佐々木田鶴子[ササキタズコ]
1942年香川県生まれ。早稲田大学文学部卒業。ドイツに約6年滞在し、ミュンヘン国際児童図書館日本語部門の発足に関わる。帰国後、ドイツ児童文学や絵本の翻訳家として活躍
出久根育[デクネイク]
1969年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。1998年にボローニャ国際絵本原画展入選。2003年に『あめふらし』でブラチスラバ世界絵本原画展グランプリ受賞。2005年に『マーシャと白い鳥』で日本絵本賞大賞受賞。プラハ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
riviere(りびえーる)
17
知人の主宰する🎄クリスマスおはなしかいで「こびとのくつ屋」をストーリーテリングで聞いて再読。グリム童話はほんとうに引き込まれる。そして大人になってから読むと怖さもいっそう身にしみる。2019/12/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
記入漏れ。『 赤ずきん / こびとのくつ屋 / 灰かぶり / ワラと炭とそら豆 / ヘンゼルとグレーテル / 金のガチョウ / ミソサザイとクマ / 森の中の三人のこびと / ガラスびんの中のばけもの / 三枚の羽 / ヨリンデとヨリンゲル / 三つのことば / 金の鳥 / まずしい人とお金持ち / 名人の四人兄弟 / ロバの王子 / 悪魔のすすだらけの兄弟 / 千匹皮 / ゆうかんな仕立屋さん / 六羽の白鳥 / かしこいお百姓の娘 / ハチの女王 / マレーン姫 / 星の銀貨 / ふたりの兄弟 』2021/03/22
うずら
7
小人の靴屋を読みたくて・・・。2016/10/19
qwer0987
3
この巻は「こびとのくつ屋」が一番好き。こびとのために服や靴を作り、彼らがいなくなっても欲深くふるまわない夫婦の姿が良い。「星の銀貨」はかなりシンプルで道徳めいているが、優しい話で心に響く。その他、童話的エンタテイメントという感じでいろいろ楽しい「ふたりの兄弟」、キツネの忠告をまったく聞かない男の姿が何か滑稽な「金の鳥」、頓知の効いた娘の賢さが好ましい「かしこいお百姓の娘」、口八丁で世を渡る様が面白い「ゆうかんな仕立屋さん」、それに「金のガチョウ」「ヘンゼルとグレーテル」「まずしい人とお金持ち」が良かった。2019/11/28
えふのらん
1
捻っているつもりはないんだろうけど、癖のあるお話が多い。親切な靴職人の妖精は恩返しに着飾った途端に家を出て行くし、詐欺師は巨人との力比べでチーズを握りつぶして怪力に見せるし、善行を働けば帰ってくる、といった類のものは皆無。一発で五つの卵を撃ち抜く兄とそれを元通りに縫い合わせる弟の名人四人兄弟はいまの能力バトルものっぽい。金のガチョウに村中の人がひっついて白にかけこむ一羽もギャグアニメでありそう。ファンタジーの原型としてではなく、普通に物語として面白かった。2021/08/05
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