出版社内容情報
世界一つよい女の子ピッピのゆかいな物語.ごたごた荘でサルといっしょに自由気ままに暮しているピッピは,子どもたちのあこがれのまと.その天真らんまんな活躍ぶりを描きます.
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
319
『ミレニアム』のリスベットの原型らしいので、この年になって初めて読んだ。一読後の感想は、おそらく女の子たちに支持されてきたのだろうということ。男の子たちの共感はあまり得られないかもしれない。まったく何にも捉われることなく、文字通り自由奔放に生きるピッピ。牛にだって、大力アドルフにだって負けない。怖いものなんて何もない。女の子たちは自分自身とは徹底的に違う、でももし可能ならこんな風に生きてみたいピッピに喝采を送るのだろう。ピッピの荒唐無稽なホラ話も楽しい。この作品を郷愁を持って思い出す読者は多いことだろう。2015/06/06
NAO
72
再読。子どもなのに大金持、たった一人で家に住んでいて、誰に何かを命令されることもなく好き勝手に暮らしている。いつも、親から「あれしないさい」「これしなさい」「それはしちゃだめ」といわれてうんざりしている子どもたちには、ピッピの自由奔放さは憧れであり、なりたい自分の姿。でも、床一面に広げた生地で作ったクッキーは、子どもの時でも食べたいとは思わなかったなあ。2017/07/12
春一番
65
ピッピは理想の女の子だ。でもそれは頭の硬い大人が考えるようなお行儀のいい女の子じゃない。ピッピは海で行方不明になった父親が南の島の王様になっているはずだと考えたり、向きを変えるのが面倒だと帰り道を後ろ歩きで行くような女の子。現代日本にピッピがいたら生きづらいだろうし、周りにピッピみたいな子ばかりだったらきっとくたびれてしまうだろうけど、友達の中にピッピみたいな子を一人持てるような心の余裕があってもいいのかもしれない。そしてたまには自分がピッピみたいに振る舞えるときがあればきっと心が軽くなる。2022/08/24
rico
65
強くって、お金持ちで、料理が得意で、どこまでも自由でやりたいことやって、そして愛されてる。子どもがこうなりたいと願う要素を全て併せ持つ、史上最強女子ピッピ。子どもの頃から小心者だった私は、ピッピに憧れ何度も読み返しました。本棚の奥から発見し懐かしいお話との久々の再会を堪能。でも「近所にこんな子いたら、大変・・・」なんて大人目線で見てしまう、自分がちょっと哀しい。ピッピは、周りの大人たちの寛容さも含めて、子どもたちの思い描く理想の姿なのかもしれません。2019/01/30
Apple
46
初めて読みましたが、素敵な児童文学だと思いました。ピッピはとても天真爛漫で、とにかくいつも面白いことを探していて、どんなものにでも面白さを見出すのがすごいと思いました。ピッピが小学校に行く話とかコーヒーパーティに行く話などはあまりにも自由奔放で、子供が読んだら笑って喜ぶのも分かるような気がしました。凄まじい怪力を持ち冒険にも憧れる彼女の姿には、いわゆる少年マンガの主人公のような精神も見受けられます。表紙や挿入されているイラストもユーモラスで個人的には気に入りました。2025/04/21