出版社内容情報
(にほんりょういき) もの言うしゃれこうべ,牛に生まれ変わった人,死後の世界を見て来た人など,奈良時代の摩訶不思議なできごとを集めた仏教説話集から選んだ41の物語.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スノーマン
24
小2ムスメの好みそうやけど自分で読むのは難しいだろうと、目次から今日はコレ!とリクエストを受け付け読み聞かせ。奇想天外で残酷なものも多いけど、ワクワクが勝ってるみたいで楽しんで聞いてくれた。『母が子を淵に投げた話』は題名だけでディープインパクト。という感じで一遍ずつは楽しいけど、全体を通すとちょっと怪しい宗教PR冊子的な戒めを感じるかも(笑)2017/05/29
ヒラP@ehon.gohon
18
41の話が収録されています。 数多い話の中から、何を選ぶかで日本霊異記の受け取り方はまったく異なってくる書籍なので、この本は信仰編とでも言いたいような気がします。 それにしても、これだけの話を当時の人たちがどのような思いで読んでいた、興味もあります。2026/01/01
花林糖
17
日本最古の説話集。薬師寺の僧・景戒の作で原本は116話。その中から著者が選んだ因果応報の仏教説話41編。好みの話からイマイチなものまで様々でした。印象に残ったのは「海に落ちておぼれなかった話」「母が子を淵へ投げた話」「男が早死にする話」「年寄を助けた話」「観音さまからお金をもらった話」。母が子を淵へ投げた話」はどこかで読んだ記憶があるけれど思い出せない。岩波少年文庫なのでさらっと読みやすく、『日本霊異記』全話読みたくなりました。著者あとがきもなかなか面白く◎でした2017/02/04
Kira
8
奈良薬師寺の僧が平安時代のはじめに書いた仏教説話集を、作家の水上氏がわかりやすく書き直したもの。庶民の暮らしから生まれた不思議な話は説教に使われたそうで、どくろが出てきたり、動物への生まれ変わりや地獄を見てきた話などが繰り返される。似たような話が続くので、途中で退屈した。すると、仏法布教を目的とした説教が退屈なのは今に始まったことではないとあとがきにあり、なるほどと腑に落ちた。この水上氏のあとがきが、本書で一番面白かった。司修氏の幻想的な挿絵には、見ていて不思議な気持ちになる楽しさがあった。 2017/10/28
tamako
3
図書館で目に留まって読む。原本の1/3ほどが平易な言葉で現代語訳になっていて読みやすい。薄ら怖い話が多く、それぞれ3ページくらいの短さで投げっぱなしだったりするのが一層怖い。「吉祥天女さまの話」の締めが『お経にも みだりに女性を慕ってばかりいるものは、絵に描いた女にでも欲心がおきる と書いてある。』という、Twitterあたりで炎上しそうなフレーズだったのが印象深い。「母親が子を淵に投げた話」は吉野朔美っぽいな。2019/12/01
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