岩波少年文庫<br> 人間の歴史〈1〉 (改版)

岩波少年文庫
人間の歴史〈1〉 (改版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 378p
  • 商品コード 9784001130775
  • NDC分類 K209

出版社内容情報

力の弱い生きものだった人間が,どのようにして今日のように大地を支配する「巨人」にまで発展してきたかを若い読者のために語る壮大な物語.1は,原始社会からどれい制の発生まで.

内容説明

人間の祖先は力の弱い生きものだったが、手を働かせて道具を使うことを発見し、協力して働くことを覚えて以来、今日のような「巨人」に発展してきた。人間のいく千万年のたたかいを描いた壮大な物語。「1」は、原始社会からどれい制の発生まで。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

38
これはもう申し分なく面白い。人間の祖先は力の弱い生物であったが手を働かせ道具と知恵を使い、強力を覚え、次々と発展していく壮大な物語。人間のいく千万年の戦いの歴史を余すところなく描いていく。1は原始社会から奴隷制の発生が書かれている。人間がサルから始まり発達史労働と知恵と学習によって人間が世界を支配していく歴史描写を非常に巧みに簡潔にまとめられている。ただ旧ソ連の検閲を感じさせるような部分も時々感じさせられるところはあるが本文には影響はない。2015/06/21

なる

21
生命の誕生から現代に至るまで、人間がいかにして地上の王者となって行ったかをわかりやすく解説している。常に変動する大自然の中で体が順応できなかった「弱い生き物」であったが故に、生き残るためにどうするべきか知恵を絞ったのが人間の強み。前脚が手となったことによって、道具を使えるようになったのが起点で、「道具」を進化の一部とした(体の特長となった)他の動物に比べ、外部から道具を作りその改良を短期でできたことが圧倒的な進化につながったのだという。書は征服と被征服がについて述べられた箇所で終わる。終わっている。2023/06/11

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

11
原始時代、森に住んでいた人間が、知恵を伝え、知識を得てどのような道を歩んできたのかが書かれています。力の弱さを補うことに長けていたと言えます。シリーズなので1巻はルネサンス時代まで。2021/10/24

kenitirokikuti

8
図書館にて。平凡社の世界教養選集18収録のものを読んだのだが、抄訳かあるいは改版前のものらしく、鉄器時代の初めまでしか扱われていない▲唯物史観による人類史、今読むと懐かしいな。やはり原子力爆弾・発電の発明までは冶金の価値がマテリアル高い。また分子生物学の誕生前なので、考古学と文化人類学が未分化だ▲著者、ミハイル・イリーン(筆名)は、『森が生きてる』のサムイル・マルシャークの弟だそうな。2021/09/09

こぎん

0
1968.5.14

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