出版社内容情報
ひときれのパンを盗んだために,19年間もの監獄生活を送ることになったジャン・ヴァルジャンの物語.19世紀前半のフランス社会を描く大パノラマ『レ・ミゼラブル』の少年少女版.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
53
児童向け、少年少女坂版のうたい文句が気になりながら、オリジナルとの違いを比べたくなったが、手元にないので、勝手に少しイライラしている。響きがいいからタイトルを変えただけで、内容はオリジナルと変わりないかもしれませんね。もう一度、「レミゼラブル」を読みたくなりました。とにかく、壮大で美しい物語でした。2017/02/02
帽子を編みます
10
やっとうまくいく、はずなのに、テナルディエが現れてしまいます。ジャヴェルもしつこいです。ユーゴーの筆力、精力旺盛、気力充実といった感じで、市街地の戦いの迫力、下水道の彷徨、見所いっぱいです。映画もミュージカルも大当たりなのがわかります。映像が浮かんでくる感じです。弁解をしない主人公の崇高な愛が、マリユスに伝わり、穏やかな最期を迎えます。 名作です。でも、完訳版にチャレンジできるかは自信ありません。コゼットのところ辛すぎです。2020/04/16
ちぃまる
3
やっと読み終わったー。少しずつ少しずつ読み進め、時には他の本や雑誌や漫画に浮気しつつ、それでも読了。ああ無情。正義を貫こうとすればするほど、ああ無情。2022/01/10
星野梅子
1
上巻は映画鑑賞前に、下巻は映画鑑賞後に読了。映画ではカットされていた場面の描写は、映画キャストが演じる様子を想像しながら読み進め、より詳しい人間模様や時代背景を知ることが出来、すべてのキャラクターに愛着が湧いた。改めて、ジャン・ヴァルジャンの人を暖かく包み込む優しさに涙が出た。2013/01/17