岩波少年文庫<br> 名犬ラッド (改版)

岩波少年文庫
名犬ラッド (改版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 370p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784001130041
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

純血のコリー犬ラッドは,誇りが高く,戦いをおそれない勇敢な犬だが,人間の主人には忠実で,ゆるぎない信頼を得ている.実在した犬ラッドの冒険と愛を描いた,動物文学の傑作.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

63
【戌年に犬の本】賢く、忠誠心に溢れたコリー犬ラッド。ほとんどの話が実話で、ラッド最愛の奥さんが病気になったときの話や、羊飼いに羊を盗んだという疑いをかけられたときの話が強く心に残った。主人夫婦はかなり厳しいしつけをしていたようだが、心から犬を愛し、信頼していたからこそ、このような信頼関係が生まれたのだと思う。2018/06/05

たつや

53
私が子供の頃、テレビドラマで「名犬ラッシー」というのがあったが、その原作のようでした。コリー犬の活躍を中心に書かれた約10話の連作短編。一話完結なので、サクッと読めます。大きな物語はありませんが、犬への愛情や犬と人との関係性が優しく良い本でした。訳者のまえがきで、作者の子供の頃のエピソード、犬の耳を掴んで宙ずりにしてあそんでいたら、牧師の父が無言で6才の作者の両耳を掴んで、同じ様に宙吊りにしたことを作者もよく覚えていて、それ以降は犬をいじめなくなったお話に感動しました。2017/04/28

Y.Yokota

4
素晴らしい。ラッドがあれこれ活躍するとか忠誠心を発揮するとかその話自体も良いし、訳者まえがき通り、ほぼ実際にあった出来事だということも物語自体の価値を高めている。しかし本当に素晴らしいのは、語り手の言う賢き犬についてのこと、犠牲を厭わず愛する主人とその近き者たちへ身を捧げるラッドの行動は、少しでも犬を知っている人ならば必ずあると承知し、またきっとあり得るであろうと思うことだからだ。ちょっとでも犬が好きだったら、きっとそう思うだろう。2017/05/16

がんぞ

4
この本をスヌーピーが読んだ回があった「犬は人間の友であるが、一家の主婦は犬にとって神である」以下、あまりに美化した描写にウットリとしていて、飼い主のチャーリー・ブラウン(いつも、なぜ僕は普通の犬が持てなかったのだろう?と呆れている)は「僕が犬なら、恥ずかしく思うよ」と怒鳴った。実用の域を超えて犬を愛した飼い主達はコンクールなどして犬にとって迷惑か。最終章、錯乱した我が児レックスと闘う羽目になったが「ラッドは息子を傷つけまいと手加減しつつ、ある場所に誘導していった」、動物的な忠誠心と人間的な狡智の合した名案

hanako

3
子供の頃、大好きだったのでうん十年ぶりに読みました。絶版だったので、図書館で借りました。 ラッドの健気さは泣けます。 いい本です。むかしむかしの本なんで翻訳もずいぶん古くさいです。どこか新訳で出し直してくれないもんか。子供たちの宝になると思います。2020/01/28

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