出版社内容情報
六平が見習い船員として乗った貨物船ぺがさす丸には,子犬1匹と,密航を企てた若者が乗船していた.規則を守って船長に報告するか,密航者をかばうか…海で働く青年の友情と冒険を描く力作.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱせり
5
わずか30年ほど前なのだろうか。まだまだ子どもらしい純粋さを持ちつつ、しっかりとした自立心も育てている、まぶしい若者たちの物語。情に流されるよりも理に従ったために孤立してしまった彼のことが気になる。四人プラス一人の関係はこれからどうなるのだろう。複雑な気持ちで読み終えました。2011/02/20
ちるちるミチル
0
外国へ向かう貨物船。新人船乗りになる六平の回りで起こる出来事。密航者の発見、犬まで見つけてしまって…彼らをそのまま船に乗せて行こうと決めてから始まる物語。台風や密航の発覚にドキドキしながら読みました。2016/06/30
すいかちゃん
0
嵐のシーンは手に汗握る💦 読んでよかったなーと思えた1冊。2020/02/19
道錬
0
船の中で行われる人間関係の1場面が丁寧に書かれていて、船の生活の楽しさ、恐ろしさが伝わってくる。2018/01/25