岩波少年文庫<br> まほうのレンズ

岩波少年文庫
まほうのレンズ

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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784001121315
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

人間と人形をあべこべにしてしまう魔法のレンズがひきおこす珍騒動,退屈すると電話線をつたって相手の家に遊びに行く少女の話,人魚と人形と女の子の三角関係など,奇想天外な14編.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たつや

40
起承転結無視のように思える展開。挿し絵が作品の内容に合っている。人形と人間が入れ替わる魔法のレンズが引き起こす。ドタバタコメディ。髪を切るところは笑えた。ライオンに腕を食いちぎられた人形のはなつ一言はわかるけど、えっ?それでいいの?という感想。2017/01/31

ムーミン2号

6
表題作は人間と人形をあべこべにしてしまう魔法のレンズのお話で、そのレンズを通して誰かに見られたら、人間は人形に、人形は人間に変わってしまう、という荒唐無稽を通り越したようなお話なのだ。そんなんだから、考え抜かれた設定であるとか、何らかの根拠がお話のバックボーンにあるわけなんかじゃない(と、思う)。まさに、その場で思いついたようなお話が心地よく展開されていくだけ(と、思う)。ましてや各話に“教訓”めいたものなんぞはほとんど入り込んでなんかいない。そんな、奇想天外さを味わえる、楽しい童話集だった。 2021/09/10

虹の谷

3
あるサイトで「子供の頃読んで面白かったのですがタイトルを忘れました」系の投稿(笑)を読んで借りてみた作品。オチがこれでいいのか?みたいなデタラメさ。子供の頃読んだらもしかしたらもっと楽しめたのかも?2016/11/26

timeturner

3
行き当たりばったりな展開で、ポカーンとしたりイラッとしたりするけど、慣れてくると意外にくせになる。人形ガートルードを主人公にした2編は大人向けのダーク・ファンタジーの味。2016/06/27

KiKi

3
これは・・・・・どう評価したらいい作品なんだろう???  ストーリーは奇想天外って言えば奇想天外なんだけど、どちらかというとデタラメっていう感じ??  ある朝起きてみたら子供が目をキラキラさせながら寄ってきて「あのね、あのね、夕べ変な夢を見たんだよ。  それでね・・・・。」といった感じで興奮して前後の脈絡もちょっと怪しいままお喋りされちゃったお話・・・・みたいな感じとでも言いましょうか・・・・・ ^^;  ところどころホラーっぽさ(でも KiKi の苦手な血みどろホラーではないパターン)やら、ナンセンスさ2010/11/09

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