出版社内容情報
名探偵をめざして毎日訓練を重ねる少年アンディーと彼の相棒役を買ってでた主婦エディーは,ある日,ほんものの事件にまきこまれてしまった.2人の推理と活躍をユーモラスに描く.
内容説明
名探偵になるつもりのアンディー少年は、ちょっと変わったところのある主婦エディーを相棒に、毎日観察力や推理力をたかめる訓練をしている。ところがある日、二人は本物の犯罪事件にまきこまれてしまった…。二人の活躍ぶりをユーモラスに描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
40
探偵志望のアンディーが主婦のエディーとコンビを組み事件に巻き込まれる。コミカルでエンターテイメントな作品だと思います。2017/02/25
キラ@道北民
22
『いると生きづらいけど、いないと生きているのが面白くなくなる、それがドラゴンだ。』ドラゴンばかり描いてしまうアンディー少年と、主婦エディーが名探偵目指し、毎日観察力や推理力を高める訓練をしていると、本当の事件に巻き込まれる。きっともっとワクワクする物語だと思うけど、訳文と作者による挿絵に気分が乗り切れず終了。子供のうちに読んでおけばよかった。2021/09/28
仮ッ子
11
「いると生きづらいけど、いないと生きているのが面白くなくなる、それがドラゴンだ。」 私のドラゴンは何かしら?探せ、探せ!シブクて、やりての名探偵になるための、探偵訓練をするように、目を大きく開いて注意深く観察し、考えよう。もちろんさ、やんなっちゃうぜ。2009/07/10
斑入り山吹
4
エディーがすごい。カニグズバーグの身の回りにモデルとなる人物でもいたのだろうか?(それとも著者自身!?)想像だけでこんなキャラを創造するのは無理だ!彼女の周囲との折り合いの悪さ、正直さ、ずるさ、読んでいてくらくらした。とても他人事とは思えないのだ。彼女のリアルさがこの話の力強さのキモなんだと思う。いやいや主人公はアンディ―なのだけれど。わたしはすっかりエディ―に感情移入してしまったので、エディーがアンディ―に助けられる話に読めてしまったが、もちろんアンディ―からの読み方だってできる。カニグズバーグすごい。2014/08/01
けむりの猿c((•ω•))ɔ
2
15年ぶりの再読。物語の大筋は覚えていたけど、こんなに素敵な結末だったんだと改めて感涙😭最後は、ちょっとエディーを良い人に書きすぎてるなぁと、感じたが、探偵アンディーの「右腕エディー」の比喩とマタイ伝六章三節「しかし施しを行うときには右手が行っていることを左手に知らせるべからず」が秀逸で思わず「(*゚Д゚)オォォ...」と声が出た。ので大目に見る(笑)カニグズバーグの作品は本人が挿絵を描いているので読む側の想像力を阻害している。だけどクールなはずのアンディーがエディーに手を振るシーンの挿絵は微笑ましい。2020/07/14