出版社内容情報
煙突そうじの少年トムは,仕事中お屋敷のおじょうさんの部屋に入ってしまい,どろぼうとまちがわれてにげるうちに,川に落ちて「水の子」となります.ファンタジーの古典.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン2号
7
チャールズ・キングスレイがこの物語を書いたのは1863年で、ヴィクトリア朝盛んな頃のイギリス。しかも彼は、この物語を自分の幼い息子にと書いた、と何かで読んだ覚えがある。 時代、そして執筆の背景、さらにキングスレイが司祭であったことなどを一応知っておけば、この物語をある程度受け入れることもできるかもしれない。トムという煙突掃除の丁稚が(多分)溺れ死んで、水の子として生活するが、苦労に自ら挑み、成し遂げないと幸せは訪れない、という物語で、説教だらけ。けど、そんなに説教臭くはない。まぁまぁ、楽しいお話。2018/11/18
ank
5
時間をかけて読みました。作者がキリスト教の牧師さんでこの物語はご自分の息子さんに語りかけるように描かれているそうです。それがわからないと、そこここに散りばめられた説教に心が折れそうになります。最後に訳者の言葉を読んでから、作者の優しさがストレートに伝わりました。また読みたくなりました。が!しばらくはいいや(^.^)2016/06/15
KiKi
3
う~ん、これは正直辛かった・・・・・。 その辛さは切なくて・・・・とか、悲しくて・・・・とかといった物語の登場人物への感情移入から出てくる辛さではなくて、とにかく読み通すのに苦痛を伴ったという辛さ・・・・だったんですよね~。 このブログで「岩波少年文庫全作品制覇!」という目標を掲げてさえいなかったら、恐らく途中で「や~めた!!」と放り出してしまっていただろうと思います ^^; 最初のうちには期待しながら読み始めたのですよ。 みなしごで煙突掃除をしている可愛そうな少年な~んていう人物造詣は結構昔なじ2010/11/04
すんだ
1
神話要素あり、ナンセンス・ユーモアあり。まさにファンタジーの草創。2013/08/26
よっちん
0
図書館。2015/05/08
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- 和書
- アメリカ経営参加論史