出版社内容情報
オタバリ市の通称「どかん場」とよばれる焼け跡で戦争ごっこに夢中だった少年たちは,ぬすまれたお金をさがすうちに悪人をつきとめます.詩学の大家が書いた冒険探偵小説.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Susumu Kobayashi
2
作者セシル・デイ・ルイス(探偵作家ニコラス・ブレイクとしても著名)がフランス映画Nous les gosses (1941)(日本未公開か? 『ぼくら腕白少年』というような意味)に触発されて書いた作品。テッドとトピーをそれぞれ頭にする少年グループが日頃競っていた。テッド隊のニックという少年が学校の窓ガラスを割って、校長先生から弁償するよう言われる。腕白少年たちは協力してお金を稼いで弁償金を作るが、保管した箱の中からお金が消え失せてしまう。腕白少年たちは協力して真犯人を追いつめる。なかなかいい作品だった。2016/04/16
てぃうり
0
脇明子さんの新装版を読んで後の読書。訳が違うと少し感じも変わる。その当時にはそう訳すのが当然であっても、現代ではこうなる、というなんだか時代の変遷というか、時の流れを感じさせてくれた。ラストの校長先生の言葉は、瀬田貞二さんの訳の方が好き。2015/12/06
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