出版社内容情報
はらぺこの三人の兵隊が、石のスープをつくるといい出しました。村の人たちは興味津々。いったい、どんな味がするのでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
70
知人お勧めのマーシャ・ブラウンの絵本。中身は2年前に読んだ「オオカミと石のスープ」とよく似ていました。で、調べてみると石のスープの話はポルトガルに伝わっている民話だそうです。これを、「騙した」と見るか、「うまいやり方で皆の協力を呼びかけ、素晴らしいものを作り上げた」と見るか。このマーシャ・ブラウンの話では後者の方ですね。3人の兵隊は村人に喜ばれ、手厚くもてなされた。2015/04/19
tokotoko
55
★アメリカ★民話②~もとになったのは、フランスの昔話★日本でも「せちがらい」って言葉をよく聞きます。ケチって言う人もいるけど、私は、きっと賢いことなんだろうなぁーって思ったりもします。この本では、そんなせちがらい人達がいーーっぱい出てきます。それで、“世界一美味しいスープ”なんか、どうやって・・・できるの!?って思われるでしょう?ぜひ、そのナゾは読んで解いてみてください。そしてね、鍋の底に潜む??ユーモアの底力を、たーーっぷりと感じてください。2015/11/05
ぼんくら
40
腹をすかした兵隊三人が、ご馳走してくれない村人たちに、秘伝の石のスープを伝授する。ただの石のスープからお金持ちのスープ、王さまのスープの出来上がり。おなかいっぱっい食べて村人も兵隊たちも大満足。ちょいと頭を使うだけ・・・。2015/11/27
アナクマ
37
故郷へ帰る途中の3人の兵隊。田舎町で食料と寝床を確保する秘策とは。答えは、世界一美味しい〈石のスープ〉づくり。貴重な物資を出し渋る村びとの期待値を煽りまくり、まんまと…というフランスの昔話。原著47年。◉帰還兵と農山村の関係には悲喜あったろう。ほか、情報の非対称性や、レシピという無形の知財など、余計なことを考えながら読んだので「あんなに かしこい ひとたちは、ここらあたりにゃ いやしない」というエピローグがひどく気に障りました。◉ま、夏バテ気味で疲れてるんだな。2023/08/06
小夜風
36
【図書館】村人たちがいつ気がつくだろうかとハラハラしましたが、誰も気がつかないという幸せ(笑)!先日読んだ「オオカミと石のスープ」とほぼ同じでしたが、こちらの方が判り易く親しみやすいと思いました。面白かった♪2015/03/13
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