出版社内容情報
ジュンは小学校3年生の男の子.ある日,1人の男の子が現れてジュンの仲間になった.ジュンは,その子が高圧線鉄塔の化身だと信じるが…少年の日常の中で展開するファンタスティックな物語.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミーコ
51
「コロボックル」で好きになった佐藤さん&村上さん。タイトルからみても面白くないはずがない❣ と思ってましたが、とても余韻の残る良作でした。ダイちゃんのガラス戸に残した『サヨナラ』の文字を見た時は泣きそうな気分に…。もう会えないなんて寂し過ぎる!と思いましたが そのまま終わらない所が良いのです。とっても心に沁みるステキなお話でした。佐藤さんの本 これからも追いかけたく思います。2017/06/10
たつや
51
岩波少年文庫開拓中が、故にタイトルも作者のことも知らずに図書館で借りて読了。これまた当たりを引いた気分です。素敵で面白かったです。読んでよかったし、アニメ映画にして欲しいじゅらいです。最小、ミサオの説明が長く、ジュンは?と思うと出てきたジュンの穴堀から小屋作り、ダイちゃんとの出会いとか、大好きな展開でしたし、ファンタジーですね!自分にとっていい本との出会いはまだまだありそうで、残りの人生が楽しみです。2017/01/07
たぬ
13
☆4 ジュンちゃんすごいね。3年生でほとんど一人でこんな立派な小屋を作っちゃうなんて。ここまでちゃんとしたのを作れる子は6年生でもそうはいないよ。ダイちゃんはジュンちゃんの空想上だけの友だちなのかなとちらっと思ったけど、想像じゃなくて本当にいたんだ。川村さんの伯父さんがたしかにダイちゃんだったんだ。2024/12/10
メイロング
4
ミサオねえちゃんかっこいい! ほれる! 実力派ナンバー2の魅力が児童書で味わえるとは。物語もいいし、ジュンちゃんには主人公の素質がある。けどサブキャラが立ちすぎた。「したかないものね」のミサオねえちゃん、すんごい笑顔。おとうさんと組ませたらなんでも作ってしまいそうでこわい、いや、頼れる。もっと読まれてほしいなあ!2014/11/09
バジルの葉っぱ
4
子どもの時以来の再読。秘密基地のわくわく感、一転して鉄塔のとり壊しとダイちゃんのエピソードの哀しみ、しかし最後の姉のミサオと川村さんの出会いに未来の幸福感をほんのりと漂わせて終わる…。改めて児童文学の名作だと思いました。2013/10/04
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