出版社内容情報
ある朝,女の子ラウラは,森の中でたまごのハンプティ・ダンプティに出会います.楽しく遊んだあと,やがて暗くてこわい夜がやってきます-深い森の不思議なできごとが,静かにあたたかく描かれた幻想的な絵本.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
75
ある夜、目が覚めてしまったラウラは外に出て、ハンプティ・ダンプティと出会います。仲良くなるのにちょっと時間がかかったけど、日が暮れるまで楽しく遊びます。でも、もう帰らなくちゃ。悲しそうなたまご。「夜になると、恐ろしい鳥がきて食べられてしまう」というのです。一度は家に帰ったラウラは、心配になって夜の森に向かいます。話・絵をビネッテ・シュレーダーさんが手掛けた本。夜の雰囲気がファンタジック。ラウラが大きくなったり小さくなったり〈アリス〉の物語に近いものを感じました。オチもなかなかシュール。2000年4月初版。2015/03/22
小夜風
26
【図書館】ハンプティ・ダンプティをたまごと認識していなかったことに気づかされました(笑)。やっぱり絵がとっても素敵♪夢を見るならこんな夢が良いなぁ♪2014/12/26
ヒラP@ehon.gohon
22
幻想的な絵で、不思議な物語です。 ラウラが森で出会った不思議なたまごですが、ルイス・キャロルやマザーグースを思い起こさせて、幻想度を上げてくれました。 淋しがりやの卵が、鳥になるラストには驚きましたが、よく見えない文章以上に、惑わされました。2022/10/03
花林糖
18
(図書館本)幻想的なシュレーダーさんの絵が素晴らしい。裏表紙の意味が気になります。2015/08/28
mntmt
18
不思議なお話だった。裏表紙が意味深。ビネッテ・シュレーダーの絵が綺麗。黒板にチョークで描いたような。幻想的です。2015/05/13