出版社内容情報
少女スーザンは，ある日1枚の地図を見つけ，リンゴ園のある小さな土地が古くからスーザンの家の所有物だったことを発見．自分の部屋がほしかったスーザンは弁護士の協力を得て，その土地の歴史を調べる．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
60
屋根裏部屋で古い地図を見つけた14歳のスーザン。それには、リンゴ園のある小さな土地が自分の家の所有物であると記されていた。スーザンは早速その場所に行ってみるが、何故かその風景は記憶にあるものだった……。イギリスの小さな田舎町が舞台で、スーザンと近所の大人たちとのやりとりものんびりとしたユーモアに溢れている。田舎の人たちなので、みんなとりとめのない会話が長い(笑)。パン屋を営むスーザンの両親の仕事ぶり、人々の生活の描写も当時のイギリスの雰囲気が感じられて、いい。古き良きイギリス児童文学。2023/08/17
