出版社内容情報
うちがいっけんあったとさ，ぼくだけ知ってるうちなのさ，カメやウサギに死んだネズミ，ライオンじいさんも連れこんで，とんだりはねたり大さわぎ――子どもの空想が広がる，躍動的な楽しい絵本．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP＠ehon.gohon
20
お絵描き歌のような、リズミカルでテンポが良いお話ですが、少年の描いていく絵は、冗舌で自由奔放で壮大です。 溢れ出るような空想の世界が、少年の中にあるのですね。 見ていて楽しくなる絵本です。 モーリス・センダックの、素朴な子ども心を見つけました。2022/12/02
おはなし会 芽ぶっく
14
今江祥智さんの『はじまり はじまりー絵本劇場へようこそ』で紹介されていた本。文章に節がついていて、自然にリズミカルに読んでしまいます。男の子が理想の家を描いているのですが、詩のような文章に、センダックの楽しいイラストがマッチしていると思います。 【1954年 コールデコット賞 オナーブック 】（日本で翻訳された絵本）2020/04/12
ume 改め ｓａｒｙｏ
11
センダックさんぽい感じが良いですね。 全ては想像しだいだっ！！て感じが良いですね。 時に想像は最高の味方になりますね(＾＿-)☆ この少年は大きくなったらどんな大人になるのでしょうか？（＾＾）2012/09/27
紅生姜
8
私みたいに頭が凝り固まった大人にはちょっと難しい絵本かもしれない。クラウスとセンダックのおなじみのペアだったので借りてみましたが、「ちんとんしゃん てれつくてんてんすててて てん」など、舌をかみそう。。。渡辺さんも訳すのに苦労しただろうなとか思っちゃう。子どもの想像力の果てしなさを感じました。2016/03/24
遠い日
7
子どもが歌う、理想の家。「ちん とん しゃん」で始まる時代がかったことばに、思わず訳者を確認する。なるほど、渡辺茂男さんの訳だ。どこまでも広がる空想、どこにもないけれど、ちゃんとある大好きな自分だけの家。自由で明るくて、楽しい子どもの心。明るいオレンジがかった茶色の地に描かれた、センダックの絵がかわいくてたまらない。2014/02/04
