出版社内容情報
アルプスの山奥に,元気な男の子ウルスリが住んでいます.あしたは,楽しい「鈴」まつり.ウルスリは,今年こそ村いちばん大きな鈴を手に入れて行列の先頭に立ちたいと,大はりきりです.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
44
『絵本で世界を学ぼう!』、スイス代表。鈴を鳴らして冬を追い出し、春の迎える“チャランダマルツのお祭り”が題材。その時に持つカウベルの大きさは子どもたちにとって、ポジションを決めるとても重要な意味があるそうで、大きなカウベルを手に出来ると誇らしく、小さなカウベルはとても惨めな気持ちになるようで…。ウルスリが手にしたカウベルは…!?国際アンデルセン賞受賞のアロイス・カリジェによる絵がスイスの牧歌的な雰囲気を美しく描き出している♡学校でも、こんな美しい絵本をじっくりと読む機会があればなぁと思います。2021/03/05
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
33
スイスの絵本。春を迎える鈴祭りってどんな祭りなんだろう・・。2021/08/10
たまきら
32
アルプスの少女ハイジが大好きな娘さんが気に入るだろう、と思って借りたら、「ふうん」以上。…大きいものにこだわるこの人間の性がいけなかったんだろうか。う~む。2019/10/30
シュシュ
31
冬の終わりに春を呼ぶ『鈴行列』のお祭りでは、一番大きい鈴を持った子が先頭を進むことができる。小さい鈴しか与えられなかったウルスリは、がっかりして落ち込んだが、山小屋に大きな鈴があることを思い出し、一人で雪山を登っていく。一番になりたいという子どもの素直な願いと冒険の物語。一番でなくてもいいでしょうというのは大人の理屈で、子どもはやっぱり一番になりたいのだ。子どもの気持ちに添った話だと思う。年長から6年生までいっしょのお話会で読んだ。(13分)2016/12/23
Cinejazz
22
〝ここアルプス山地に住む<ウルスリ>は、朝早くからうちの仕事を手伝う働き者の少年です。牛や山羊のお世話から小さな料理番として、ご飯作りまでも手伝います。明日は、村の子どもたちが鈴を鳴らして、冬を追い出し、晴れやかな歌声を響かせて、来る春を迎える「鈴行列の」お祭りの日です。ウルスリは、村いちばん大きな鈴を手に入れて、行列の先頭に立ちたいと、大はりきりだったのですが、思わぬ事態に…〟スイスの絵本作家<ゼリ-ナ・ヘンツ>の、雄大な自然のなかで逞しく生きる子どもたちを描いた爽やかな絵本。2025/08/07




