出版社内容情報
不安や不満を心の奥底につもらせ,ついに過食症になったジュニア.彼を気づかうタフな級友バディー.――環境も性格もまったく異なる2人の中学生の友情を中心に,ニューヨークの青春を描く.
内容説明
悩みにうちのめされそうになっているジュニア。彼の心を開こうとするタフなバディー。環境も性格もまったく異なる二人の中学生の友情を描く、ニューヨークの青春。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ささ
2
うーん・・・(。-`ω-)、ぶっちゃけ私は、本作のいいところが見つけられませんでした。「大人はわかってくれない」と悲観しているティーンエイジャーとかなら、もしかしたら共感できるかも‥? 続き https://kodomonohonnnomori.hatenablog.com/entry/2019/05/07/184533?_ga=2.94486492.1331023099.1557221679-121216518.15412876222019/05/07
shou
1
国際アンデルセン賞のヴァージニア・ハミルトンの代表作の一つ。大都会NYの地下に隠れる孤独な少年たちの友情。神経症の母親の束縛、時折漏れ出てくる肌の色の枠、ストリートの貧困、過食症の圧迫感が迫る中で、労わりあおうとする彼らの感情が胸に残る。絵の中に抑えつけられた怒りの象徴<赤の男>と、新たな生き場所としての希望を秘めた<惑星>の使い方が印象的。2014/10/12
onion
1
ニューヨークのストリート・チルドレン、バディと、家族との関係でがんじがらめになってるジュニアとの友情。すごくよかった。2009/08/28
sou
0
疎外感に満ちていてツラくなる話でした。母親からの束縛が強くて家で音を出してピアノが弾けないジュニアも、宿無しで自由にたくましく毎日を生きるバディーも。この2人が出会い、お互いが信頼できるようになれて少し光が見える読後感でした。2021/08/29