感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
長くつしたのピッピ
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弱小野球チームの監督とコーチを主人公の母親と兄が引き受ける。口うるさく過保護だと思っていた母親の監督しての公正さを知る。監督の大らかさがチームの子ども達に良い影響を与えチームは優勝する。ところがここでチームの不正を知る。監督は、大会事務局にこれを告げ、優勝は取り消される。大人として、潔い結末に喜びを感じた。子どもの本は絶対にズルや不正を見逃してはいけない。息子がポルノ雑誌を隠し持っていたのを叔母が咎めた時に「どんな子でも母親に隠す物が必要。法に触れたり危険でない限りそれをとがめない」と言う彼女は素敵だ。2013/02/14