出版社内容情報
アンデルセンの母国デンマークには,ユーモアにあふれた明るい昔話がたくさんあります.トロル退治のゆかいな物語など,デンマークの豊かな風土と国民性を思わせる楽しいお話8編.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
127
これは童話としてはあまり読んだことのない話が入っていました。デンマークというとすぐにアンデルセンが思い浮かぶのですがここにあるような結構楽しい話も他にあるのですね。私は「ふしぎなはいのう」が一番印象に残りました。出てくる3人の怪物は何かを暗喩しているのでしょうかね?度の話も楽しめました。2016/10/01
ヒラP@ehon.gohon
32
デンマークというとアンデルセンを思い起こしますが、これほどに軽快な昔話があることを知りました。 どの物語を見ても、弱虫や嘘つきや、どちらかというと偶然が見を助けるという、立身出世型ではない内容で、親近感が湧きました。 ありえないほら話ですが維持、気楽に笑える物語集です。2023/11/12
帽子を編みます
30
デンマークの昔話です。楽しい8つのお話です。ハードカバーの本、ほのぼのとした挿し絵、大きな字。そうそう!この本!という安心感があります。図書室の「ここからあそこまで読みたい」、と思った小学生の頃を思い出します。ぼんやりしたとりえのない男が、あれあれ、気づくと冒険をなし遂げていたり、ものいうなべに導かれ、お金持ちになって暮らしたり、おしゃべりの才能でお姫さまと結婚したり、楽しいお話ばかりです。優しい気分になりたいとき、ゆったりしたいときに読むのがおすすめです。2020/07/24
空猫
23
読メで知り。デンマークの童話だそう。落語のようなユーモラスでとぼけた感じが楽しい。王様を始め、約束はチャンと守るし、丸く収まる話ばかりの、真っ当な児童書。「かあさん子のたからさがし」「ものいうなべ」「まぬけなむすこ」「ふしぎなはいのう」「なんでも信ずるおひめさま」「おいしゃでたんてい」「しあわせばあさんものしりばあさん」「こしぬけのかいぶつたいじ」の8編。2020/08/27
花林糖
18
メリー・C・ハッチの再話した『デンマークの13の話』から楽しいものを選んだ短篇8話。選ばれなかった5話が気になります。お気に入りは「ふしぎなはいのう」「おいしゃでたんてい」。2015/08/16
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