目次
トポス論(序論・問答法的な探求の道筋;付帯性のトポス;付帯性のトポスへの補足;類のトポス;固有性のトポス;定義のトポス;同一性に関するトポス;問答法的議論の実践)
ソフィスト的論駁について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飛燕
2
何となくオルガノンから読んでみたが、全体的にわからず、興味を維持するのも難しかった。読み返すことがあるとすれば、本巻の非形式論理学になると思う。問答の進め方や反論の仕方の分析は珍しく感じる。「形式論理学についてはフレーゲ以降の革新により―」の一文がいたるところにみえ、論理学に進みたいならばフレーゲにいくのも良いようだ。アリストテレスの論理学について理解を深めることはできなかったが、倫理学形而上学等代表的なものだけ読んで済ませるより、こういう仕事もやっていると知れただけ有意味だったと思うことにする。2017/11/24