目次
1 荘園公領制と職の体系(日本中世土地制度史の研究序章;荘園公領制の形成と構造;荘園公領制と職の体系;「職」の特質をめぐって;荘園公領制の発展と転換)
2 荘園公領制研究の視角(荘園史の視角;西園寺家とその所領;荘園の文書―若狭国太良荘を中心に;そふ・ソモ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月十六(ニール・フィレル)
3
中世土地制度に関する網野善彦氏の論考をまとめた本。前2巻を読んでないからかややわかりにくかった印象。荘園史の視角という項目に書かれていた、当時の日本の識字率についての話と、方言など話し言葉において現在も違いがあるにもかかわらず、文書における言葉使いの統一性についての考察などは興味深く、荘園制の研究から国語の領域や民俗学の領域にも踏み込めるという点に興味が湧いた。前2巻と、他の巻についてもいずれ読むつもり。2015/07/02
メーテル/草津仁秋斗
1
これまでの巻の内容を踏まえたうえで、中世の荘園についてもう一歩踏み込んでいる。2015/05/25
いちはじめ
0
「日本中世土地制度史の研究」に収録された論考を中心に、網野善彦自身が提唱した荘園公領制関連の論考をまとめる。2009/06/10
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