福沢諭吉書簡集〈第2巻〉明治十(一八七七年)‐明治十三(一八八〇)年六月

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  • サイズ B6判/ページ数 424p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000924221
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

西南戦争の勃発と民権運動の昂揚があり,内には慶應義塾の維持が困難となって,対策に福沢は心を砕く.高島炭鉱をめぐる岩崎兄弟宛の一連の書簡(今回新収録)は,明治14年政変前夜秘話に属する出来事として興味深い.

内容説明

本書は、明治十年一月から十三年六月までの三年半にわたる書簡二九二通を収録する。この時期は福沢の生涯のなかでも活動に富み、社会的影響力も飛躍的に向上した時代であるが、他方において井上毅など政府官僚の一部から警戒され、摩擦を生じはじめた時でもあった。「明治十四年の政変」の前夜ともいうべき、この時期の福沢書簡には、単に福沢の伝記的研究のみならず、日本近代史像を再吟味する上からも格好の素材がふくまれているといってよい。ここでは、いくつかの書簡をからませながら、この時期の歴史過程を概観する。

目次

1 明治十年(島津復生・山口広江・市校諸君―明治十年一月一日;丸善仕立局―十年一月三十日 ほか)
2 明治十一年(島津復生―明治十一年一月三日;東条利八―十一年一月三日 ほか)
3 明治十二年(原時行―明治十二年一月七日;田中不二麿―十二年ヵ一月八日 ほか)
4 明治十三年(小野清―明治十三年一月八日;松倉恂―十三年一月九日 ほか)

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