出版社内容情報
精神の病いはどのように理解されるべきなのか.神経症から精神病にいたるまで,人間の実存にかかわる病いのダイナミズムを具体的な症例を通して解明し,人間の本質に迫る.「甘え」理論の原点を浮き彫りにする論文集.
内容説明
精神の病いとはいったい何なのか。また、それはどのように理解されるべきなのか。神経症から精神病にいたるまで、人間の実存にかかわる病いのダイナミズムを具体的な症例の分析を通して解明し、人間存在の本質に迫る。後の「甘え」理論構築の基礎となる初期の論考を中心に収録し、著者の思想と方法の原点を浮き彫りにする。
目次
自我の心理
青年の自殺―精神医学の立場から
神経質の精神病理―特に「とらわれ」の精神力学について
「自分」と「甘え」の精神病理
ナルシズムの理論と自己の表象
神経症の日本的特性
精神分裂病の精神力学
うつ病の精神力学
日本人の精神構造と精神医学
なぜ人は精神科について偏見をもつか〔ほか〕
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- 和書
- はじめての囲碁 実戦編