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キケロー選集〈10〉哲学(3)

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  • サイズ A5判/ページ数 364,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000922609
  • NDC分類 131.8
  • Cコード C0322

出版社内容情報

西欧の源流に聳え立つ「知」の巨人,キケロー.カエサル,ポンペイウスらとともに共和政末期ローマの現実を激しく生きた,その生から紡ぎ出された著作の数々は,実践人をも惹きつけた尽きせぬ巨大な遺産にほかならない.主要著作を厳選,収録した本選集によって,知られざるローマの巨人の全貌が,ここに初めて開示される.

内容説明

究極の善はすでに自然の中にある。ならば、自然は何を求めているのか。それを知らぬ不完全な人間は賢者の生を目指し、果てなき探究の道へ誘われる。私たちは、それを「知恵」と呼ぶ。倫理学の基礎を今日に伝える精緻な哲学的対話篇。

目次

善と悪の究極について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buuupuuu

14
当時盛んだったヘレニズムの哲学をローマ市民に紹介するといった趣旨の本。エピクロス派、ストア派、ペリパトス派の順に、それぞれの見解を説明し批判的検討を加える。前二者は功利主義と義務論の祖先のような感じだ。題名の「究極」とは「目的(テロス)」のことであり、あらゆる善が帰着するもののことである。エピクロス派については、「快楽」という言葉で異なる2つのものが一緒くたにされていると批判する。ストア派については逆に、実質的に同じ扱いをしているものの一部だけを都合よく「善」と呼ぶことにより一貫性を保っていると批判する。2022/05/24

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