寺田寅彦全集〈第12巻〉俳諧論ほか

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000920827
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0395

出版社内容情報

「科学者の随筆家」として親しまれ,夏目漱石にも称賛された文才と科学者の視線を兼ね備えた独自の文章で,多くの読者に支持されている寺田寅彦.旧全集を全面的に見直し,随筆をテーマ別に再編集して各巻に解説を付し,さらにローマ字を和文表記にし,新字体新かな表記を採用するなど,より親しみやすい新全集を刊行します.

目次

俳諧論(伊吹山の句について;夏目先生の俳句と漢詩 ほか)
歌論(歌の口調;宇津野さんの歌 ほか)
歳時記新註
話の種
その他(赤;神 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kaorie

8
読むのに時間がかかってしまった上、俳諧関連の話は苦手なものだから余り憶えていない。学生時代理科は本当に苦手だったのに、寺田さんの書く科学エッセイは好きだし、俳諧論よりもちゃんと読めるのはなぜなのか。学生時代の理科の先生が寺田さんならもっと成績よかったかもしれないなと思わずにいられない。雪に関するエッセイがあり、12月から高知県立文学館で中谷宇吉郎先生との共同企画展示があり、それに行くのでタイムリーだった。中谷先生のエッセイも読んでみたい。2015/10/08

デコボコ

3
http://ww41.tiki.ne.jp/~haruyasumi/works/torahiko_kushu.txt2016/09/03

いちはじめ

0
メインの俳諧論以外の短文(主に明治40年前後に東京朝日新聞に掲載されたもの)の方を興味深く読んだ。「火星の近状」というロウエル天文台が火星の運河を発見したことを紹介したものとか、「火星の近状」では、無線電信の仕組みを「空間全体に瀰漫するエーテルに一種の波動を起し」とか説明していたりとか、時代のギャップを感ずるのも多いが、それもまた一興。2013/02/12

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