寺田寅彦全集〈第11巻〉俳諧及び和歌

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  • サイズ B6判/ページ数 507p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000920810
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0395

出版社内容情報

「科学者の随筆家」として親しまれ,夏目漱石にも称賛された文才と科学者の視線を兼ね備えた独自の文章で,多くの読者に支持されている寺田寅彦.旧全集を全面的に見直し,随筆をテーマ別に再編集して各巻に解説を付し,さらにローマ字を和文表記にし,新字体新かな表記を採用するなど,より親しみやすい新全集を刊行します.

目次

俳諧(俳句;連句;紀行)
漢詩
新体詩
和歌

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kaorie

12
寺田さんが作った俳句、短歌、更には松根東洋城や小宮豊隆と共に巻いた連句を集めた巻。俳句は作られた順に並べられており、夏目先生に添削してもらった箇所も記してある。俳句の何がどういいのか私には分からないが、夏目先生が添削すると確かにきれいになっているのが素人目にも分かるところがすごい。短歌には夏目先生との思い出を歌ったものがあり、二人で過ごした時間が寺田さんにとってどれだけ大切だったのか伝わってくる。笑えるのは「歯が痛い」という新体詩。「俺は今歯が痛い」って寺田さんにしてはやけにロックだ。(コメントへ続く)2015/03/12

いちはじめ

0
句集や歌集は、文字数が少ない割に、リズムや意味を汲むのに時間を取られる。特に全集だと、習作も収録されたりするので、単純に楽しむにはきついことが多いのだけど、本書も夏目漱石に添削してもらうために出したのとかあって、複雑な心境。むしろ、漱石がどういう句を評価したかとかの方が興味深い2013/01/31

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