エンデ全集〈11〉スナーク狩り―L・キャロルの原詩による変奏

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000920513
  • NDC分類 948
  • Cコード C0397

出版社内容情報

ミヒャエル・エンデ氏は1995年に亡くなりましたが,以後,氏の作品はそれまでにも増して多くの読者に迎えられています.エンデ氏が危惧していた様々なこと-消費の欲望にかられること,自然を破壊すること等-は,今日,ますます深刻の度を深めています.偉大な作家としての側面はもちろんのこと,現代文明への鋭い批判の目を決して失うことのなかった稀有な思想家としての姿を,あますことなく描きだした全集.この度,読者からのご要望にお応えして再刊します.

目次

作者まえがき(ルイス・キャロル)
ルイス・キャロル スナーク狩り8章の苦悶(ミヒャエル・エンデ)
翻訳者のあとがきにして“作曲者まえがき”へのまえがき(ミヒャエル・エンデ)
作曲者まえがき(ヴィルフリート・ヒラー)
スナーク狩りクラウンたちのための歌芝居(ジングシュピール)(リブレット ミヒャエル・エンデ;音楽 ヴィルフリート・ヒラー)
“翻訳者あとがき”と“作曲者まえがき”へのあとがき(ヘルベルト・ローゼンドルファー)

著者等紹介

丘沢静也[オカザワシズヤ]
首都大学東京教授。1947年生。東京大学文学部卒業、同大学院(修士課程)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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のろのろまちこ

4
*翻訳ものを読んでいると時々「スナーク」なるものが出てきたり、ゲームにも出てくるので気になっていました。図書館をぶらりとしていて目に入ったので読んでみました。キャロルの英語からエンデのドイツ語へ、そして日本語とかなり変容しているのをなかったことにして、まずは楽しみました。モンティパイソンが生まれるナンセンスな風土がイギリスにはあるのだな。正気を失いそうな、しかし妙に理知的で、幾何学の海を泳いでいるような感覚に酔いしれました。翻訳家の方の腕がいいので楽しめました。ご本家はいつか英語で読めるかな・・・。2017/02/19

trash

1
エンデ翻訳の『スナーク狩り』を日本語に訳したところで意味ないのでは。。。と思いつつ読んでみたけど詩の翻訳以外にもまえがき、あとがき(両方ともおもしろい)、戯曲版『スナーク狩り』が収録されているので事の外おもしろかった。でも高橋康也訳の『スナーク狩り』のがいいかな。これをいうと元も子もないけど。。2010/09/02

みやか

0
23時42分読了。ルイス・キャロルの詩とそれをもとにした戯曲がおさめられている。スナーク狩りに必要なものを並べるときのことばは原詩も戯曲も両方すきだけれど、原詩の「鉄道株で残忍に脅かした。」のほうが可笑しみを感じる。スナーク(ブージャム)ってどんなのかな、何かな、と想像がふくらむ。海龍のようなものを思い描いたりした。2010/03/26

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