芥川龍之介全集〈第5巻〉路上・舞踏会

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  • サイズ B6判/ページ数 392p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000919753
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

出版社内容情報

芥川龍之介の理知的で明快端麗な文体は若々しい抒情を湛え,時代を超えてくりかえし人々を魅了しつづけています.新全集は全作品に注解を付し,本文に新字体を採用.判型を軽快な四六判とするなど今日の読者の要望に応えます.

目次

路上
忘れられぬ印象
久米正雄氏の事
じゆりあの・吉助
妖婆
「人魚の嘆き・魔術師」(広告文)
もう七八年前に
我鬼句抄

江口渙氏の事
芸術その他
春草界にて
龍村平蔵氏の芸術
本年度の作家、書物、雑誌
大正八年度の文芸界
魔術
鼠小僧次郎吉

舞踏会
有島生馬君に与ふ
尾生の信
動物園
漱石山房の秋
私の生活
我鬼氏の座談のうちから
日記のつけ方
九年一月明治座評
「影燈篭」附記

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

5
1919年6月から翌年1月まで。どうやら芥川はこの年はスランプだったようだ。いくつもの長編に手をつけるが書き切れずに未完に終わってる。あの批評眼が自分が書いてる作品にも向けられてイヤになってしまうらしい。新進作家として文壇に認められたが、それが故にマンネリ化してしまっているという焦りが感じられる。自然主義的小説(『路上』)から怪異物(『妖婆』)、歴史物(『鼠小僧次郎吉』)と多彩なところから取材していて他の作家よりよほど多様性に富むと思うんだが、本人の理想はもっと高いところにあって満足できなかったらしい。2024/02/19

よしださいめい

1
「路上」「妖婆」「魔術」「鼠小僧次郎吉」「葱」「舞踏会」など。「本年度の作家、書物、雑誌」、「大正八年度の文芸界」といった寄稿文も面白い。短篇の物語の展開、設定、など、楽しむ。また、「舞踏会」については、研究論文も併せて読んだ。2020/08/03

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